夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

伊豆旅行② 象牙と石の彫刻美術館

2017年11月12日 | 国内旅行

 

     伊豆旅行② 象牙と石の彫刻美術館  

(2017-11-08)

 翌朝、ホテルから送迎バスで伊豆急下田駅へ。

駅の窓口で伊豆高原行きの切符を買おうとしたら、「2分後に電車が発車するから、切符を買わずに急いで乗車しなさい」とのこと。

改札口へ行くと、駅員が乗車駅証明書を渡してくれた。

私たちのような旅行客のために、よく心得ていると感謝。

ホームへ出た。電車に乗るまでには距離がある。

最後尾の車両の側で発車の合図を送るらしい駅員が、ホームの客が全員乗車したのかと確認している様子だ。

しかし、発車間際に後ろの方から歩いて行く二人には気がつかないようである。

爺と婆は、走ることが出来ない。発車信号を送られては困るので、大声で「駅員さ~ん」と叫んだ。

そして、最後尾の列車に乗車。間に合ったとホッとする。

後ろの車両は展望車だ。座席が階段状に並んでいるので、どの席からも眺めが良い。

大島が見えた。いくつものトンネルを超えて伊豆高原駅へ到着。

タクシーで《象牙と石の彫刻美術館~ジュエルピア~》へ向かう。

 

 象牙を丸い形に加工し、表面を彫刻で装飾、その中をくりぬいて球体を作り、さらにくりぬいて、球体の中にさらに球体を作る。

内部の球体は一つずつ独立し、回転させることができる。

この球体の層が50層にもなっている作品がある。

   

これと似たようなものを台湾の故宮博物院で観たことがある。どのようにして作ったのだろうか。

 清王朝のときから1930年頃にかけて、親子三代に受け継いで完成したという象牙の彫刻はきめ細やかだ。

   

   

 

 楊貴妃の物語を描いた彩石の屏風を眺める。

黒漆を施した板に、いろいろな色の天然石を貼り付けたものだ。長さは75メートルと壮大。

   

   
              (
玄宗皇帝の寵愛を受ける楊貴妃)

   

   

   

   
            (
楊一族の専横に反乱を起こす兵たち)

 

 同じような彩石の作品で《西遊記》が展示されてあった。

三蔵法師が孫悟空、猪八戒、沙悟浄を共に従えて天竺を目指す物語だ。

   

    

   

   

 

  美術館からタクシーで伊東駅へ。

遅い昼食をとる。またも、金目鯛だ。

伊東駅は混雑して、ベンチに腰掛ける席がなかったが、私たちより少し若い女性たちが席を譲ってくれた。敬老精神に感謝。

 伊東から東京行きのスーパービュー踊り子へ乗車。広い窓で眺めがよい。