夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

永井隆博士と「長崎の鐘」

2017年08月09日 | 戦争とは何か?

       永井隆博士と「長崎の鐘」

  原爆で被爆した長崎大学の医学博士・永井隆は、妻を探しに浦賀の自宅へ戻った。

そして、焼け跡から骨の灰がまとわりついたロザリオを発見した。

ロザリオから、隠れキリシタンの末裔である妻の緑さんの遺骨と知った。

このことが「長崎の鐘」で歌われている。

 

     召されて妻は 天国へ

     別れてひとり 旅立ちぬ

     かたみに残る ロザリオの

     鎖に白き わが涙

     なぐさめ はげまし 長崎の

     ああ 長崎の鐘がなる

 

 博士は自らも被爆し、白血病になったにも関わらず、被爆者たちの救護活動を行なった。

このことを、私は中学生の時に雑誌で知った。

雑誌には博士と子供の写真が載っていた。

 25年ほど前、私は博士が暮らしたという、小さな家を訪ねた。

ローマ教皇特使として大司教のフルステンベルグがお見舞いにこられ、寝ておられる博士の側の椅子に腰かけられている写真が飾られてあるのを見て感動した。

私は博士のお墓参りをして彼の偉業に思いをめぐらした。

    

 

 


ヒロシマ・ナガサキ

2017年08月09日 | 戦争とは何か?

 

      ヒロシマ・ナガサキ

  8月6日、西那須野公民館で「1945年夏 ヒロシマ・ナガサキ」の朗読劇が行なわれた。

主催する「夏の会」は毎年この時期に朗読会を行ない、今回で27回目という。

原爆投下のため、地獄と化した悲惨な状況の中で、放射線を浴びながらも生き延びた人たちの体験集を6人のスタッフが読み上げる。 胸が詰まる。

 

   峠三吉「原爆詩集」より

     序

ちちをかえせ ははをかえせ 

としよりをかえせ

こどもをかえせ

   わたしをかえせ わたしにつながる

   にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよの

あるかぎり

くずれぬへいわを

へいわをかえせ

 

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 先月、国連本部で核兵器禁止条約が採択された。

しかし、日本政府は唯一の被爆国にもかかわらず反対した。

反対とは国民を代表する声なのか???????

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   被爆者が最後に「がっかりした」と嘆いたニュース  

      8月6日 TBS NEWSより ⇓ 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170806-00000155-jnn-soci