女房は毎年梅を漬けている。
今までは毎年20キロ漬け、友人に分けていたが、今年は10キロに減らした。
減らした理由は梅の品不足と高騰のためである。
梅は梅雨が明けると、三日三晩、天日に干してきた。
今年の梅雨は空梅雨だった。
そして、待ちに待った梅雨明け宣言。
この日を待って梅を干した。
好天は二日で終わり、三日目からは天気が良くないと予報。
梅雨の期間は降らず、明けてから雨なのか。
二日間干した梅をひとまず梅酢の中に戻した。
その後、五日間も雨と曇り。
気象庁の予報では28日の金曜日は晴れるが、後は天気の悪い日が続くという。
その日もからっとした晴天ではないが、一日だけの晴れマーク。
しかたがないから、この日一日だけ梅を干して仕上げることにした。
梅ざる二枚に漬けた梅を並べて干す。
俺は梅を干すのを見ているだけだが、梅ざるを持ち上げるとき、二人で持った方が良いと思い、手伝おうとしたら、女房にギックリ腰になるからと断られた。
寒竹製の梅ざるはもう40年以上も使っているので、痛んできた。
若いときは毎日のように梅干を食べていたが、血圧が高くなった今は、ほとんど口にしなくなった。
しかし、女房はせっせと梅干を作っている。
若い頃から続く習慣はやめられないようだ。
これも生活習慣病か?