絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

嬉しいメール

2013-01-13 | いろいろ
昨日、嬉しいメールが入りました。

千葉県の高校の美術の先生からでした。
教員になって3年目、美術の授業で美術史を教えるのに、私が出版した美術クイズの本を使っているということでした。とても便利で自習課題に使っているというお話でした。
そして、私がどのように生徒たちに教えていたかを知りたいという問い合わせでした。

私はとてもうれしくて、このように使っていただいていることに感謝したいと思いました。

高校の美術の授業で、美術史を教えるということは、あまり行われていないと思います。単位数の関係もあって、そこまで手が回りません。
鑑賞という項目で考えると、いくらかはやるでしょうが、本当に少しです。

だから、先生の方もその勉強をしっかりしている人は少ないと思います。

ただ、考えてみると、世の中に出てから絵を描くという人は極僅かです。
それを考えたら、美術の授業では、美術に興味をもってもらうこと、絵を見る楽しみを
教えることががかなり重要ではないでしょうか。
その意味からすると、美術史を教えることは、とても重要なことのように思います。

私は、場合によると、実技よりそちらの方が多い時もありました。
実技をメインに置いたことは確かですが、必ず授業の初めに、例え一つでも画家について、絵についての話を入れました。一回の授業で一つでもいいからへええと生徒が初めて知る驚きの話を入れようと思いました。

後で、どんな機会にそういう話題になるかもしれません。そのときに、聞いたことがあるというただそれだけで、話が弾むということもありえます。意外な知識をもっているということが、商談を成功することにつながるかもしれません。
まあ、打算的なことは横に置くとしても、人生を豊かにしてくれるものだと思います。

芸術に親しむということ、そのきっかけになる知識、ぜひ、生徒たちにいろいろ教えてほしいと思います。

この千葉県の先生はまだ教員3年目ということですから、今から勉強すれば、定年までには博士になれますね。私のように自分の授業をビデオに撮って、話し方も含めて研究していけば、自分を客観的に見るとことができて、更に研究の意欲が高まると思います。
がんばってほしいです。









コメント (2)
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