絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

FNさんのモデル組み2

2013-01-27 | 絵画指導
FNさんのモデル組みの続きです。

50号のモデルにするには、前回の終わりでは人形が大きすぎる気がするという所まででした。

少し、世界を広げたらどうなるか?


右下に植木鉢を置いてみました。左上に植物を足してみました。


下の植木鉢を少し上に持ち上げてみました。


左側が物足りないので、ウイスキーの瓶を置いてみました。


黒さが人形の服の色と同じなので、他のビンはありませんかと聞き、取り替えてみました。

透明なビンだと、物足りない感じがします。

とりあえず、縦構図になったかなと思います。縦に描くには縦構図ということを教えます。
それは、菅野流では、縦の流れです。

ただ、この場合は、置いてある物が問題です。
このような位置に配置することを前提にして、他のものと置き換えて研究してみてくださいと言いました。

構成力も付けてほしいので、ダメな例も含めていろいろ研究することを勧めました。
何十枚写真を撮ってもいいので、入れ替わり立ち替わり取り換えっこをしていい感じになるまでやり直すことです。
さしあたって、やることは、右の布の色を変えることです。人形と同じ色ではいけません。
左のビンも透明ではなく、何か色を付けた方が良いでしょう。そのときに、人形の服の色とダブらないように気を付けることです。右上の人形は他の物に取り替えてみること、右下の植木鉢も他の物と取り替えてみることです。
下のチェックの布も取り替えてみたり、少しまくって、下の台が見えたらどうなるかも検討してみることです。

ビンを後ろへ下げて、手前にボールのような丸いものが置かれたらどうかなども研究すると良いでしょう。
Uさんが描いた人形では、桃が置かれていました。

ただ、あの時は、全体が青っぽかったので、ピンク色の桃が効果がありましたが、この場合は、人形の服の色がピンクですから、
桃ではダメかもしれません。




コメント
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