絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

東京のFさん 風景画10号

2014-12-30 | 通信指導
東京のFさんが、風景画を制作します。

何を描くか探し、知り合いの家を訪ねたときの写真を元に描くことになりました。

しかし、写真のままでは、ちょっと問題があるので、いろいろと絵にするためにいじりました。

そして、できた設計図がこれです。



実は、F10号で描こうとしましたが、縦横の比率が正方形に近いため、下絵と合いません。
そこで、P10号に変えたら、比率が合いました。

今回は、トリーミングの方法を教えました。

右下にP10号の比率の長方形を描いて、対角線を伸ばす方法でやりました。
この方法なら、対角線のどのポイントでも、比率は同じです。
横がすべて入るまで、伸ばしたら、上がほんの少し足りないことがわかりました。
その部分は描き足さなければなりません。

これを設計図にして、実際のP10号に拡大する必要があります。

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香川のTさん 本のデッサン

2014-12-28 | 通信指導
香川のTさんが本のデッサンをしてくれました。



なかなかよく描けていますね。
すばらしいです。

光の当て方も勉強してもらいました。

缶がかなりよく描けたので、本はやらなくてもいいかなと思いましたが、
描いてもらってよかったです。
光の当て方と、文字は定規を使っても良いと話したら、びっくりしていました。

小学生には、定規は使ってはいけないと教えるでしょうか?

私は使えるものは何でも使って良いと教えます。

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東京のFさん 風景の勉強

2014-12-27 | 通信指導
東京のFさんが、風景画の勉強に入りました。

私は、まず、風景の基本は地平線をしっかり意識することだと思います。
それで、これを描いてもらいました。

 



この二点です。
初めは、何もない広々としたところで、見える風景です。
海なら水平線ですが、陸にいると完全な地平線は見えません。
そこで、私は地平線近辺の塊を「地平線の帯」ということにしました。

遥か遠くまで見えるところでも、地平線近辺には建物があったり木々があったりします。
要するに、地平線近辺に物が集中しています。
だから、一本の線ではなく、集団になっていると考えて、帯状になるのです。

二枚目は、真っ直ぐな水平な道は、地平線の上で交わるように見えるという透視図法です。
水平な面の上にある平行線は、地平線の上で交わる。これがルールです。

水平な面ということを忘れないでください。

登り坂なら、地平線より上で交わります。下り坂なら下で交わります。
水平を表すのに都合が良いのは、建物です。建物は、必ず水平に作られます。
ブロックの塀も役に立ちます。ブロックは水平に積むからです。




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今日のクロッキー

2014-12-25 | 私の絵
今日は、今年最後のデッサン会でした。

私が描いた10分間クロッキーです。

 

今日は、この二枚です。
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岩手のYさん 50号4点目続き

2014-12-22 | 通信指導
岩手のYさんが、久しぶりに続きを見せてくれました。
どうなっているか、心配していました。



かなり進みましたね。
いい感じです、

ここで、本人は、上の部分を空にしたらどうかと質問してきました。
実際は、背景が埋まっているのですが、空にすると息が抜けていいかもしれないと
アドバイスしました。

ただ、その際、空との境目のものが、重要になってきます。
また、その明暗の対比が強いと、メインより目立ってしまうことがあります。
それを考えて、形と対比を調整してくださいと言いました。

今は、右上に向かう線と左上に向かう線が、上向きの角のように感じます。
この印象をどうするか。なぜなら、下の方にも、同様に右下への線と左下への線が
感じられて、まるで、エックスのように感じます。悪く言うと、バツをつけたような感じになるのです。

下は、いま私が言うほど、極端ではないので、まず、上の形を直してから考えたらいいのではないかと
言いました。
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