デッサン会のESさんが、風景画を始めました。
昨年までは、木材を積み重ねた絵を描いていましたが、今年はこの枯れ木の林です。
しっかりデッサンを取ってくれました。
私は、下絵をがっちり描かせます。このくらいまで描いてあれば、色塗りに入っても良いといいます。
色を着けるのだから、鉛筆はアバウトで良いと考える人がいますが、それでしっかり描ける人は良いのですが、
素人はこのくらいしっかり描いてから色塗りに入ることをお勧めします。
そういう意味では、お手本になりますから、このESさんの描き方をしっかり見てください。
これは、木の描き方として参考にしていただけるでしょう。
適当に描くと木がホースのようになったり、電柱のようになったり、ビニールテープのようになったりします。
細かい枝などもたくさんあるので、適当に描きがちですが、適当に描くと本物の感じになりません。
細かい枝まで、しっかりとよく見て描く必要があるのです。
ただ、現実を見て描く場合でも、現実そのままでは、良くないこともあります。
それは、少し形を変えてやる必要が出てきます。
構図上問題がある場合、邪魔なものがある場合、リズムとバランスの問題で自然を変えます。
私はそれを足し算引き算と言っています。
この絵でも、かなりそれをやっています。
それについては、自分でわからない人は、きちんとしたアドバイスのできる人に見てもらう必要があるでしょう。