絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

ロゼッタストーンは、なぜ大英博物館にあるか

2016-09-28 | 美術
ロゼッタストーンは、ナポレオンの軍が発見しました。
そのままナポレオン軍が、持ち帰れば、これは、今頃ルーブル美術館に飾られていたでしょう。



しかし、発見した後、エジプトでイギリスのネルソンの軍隊と戦争になり、ナポレオン軍が負けます。そのときに、このロゼッタストーンを奪われたということです。

この頃は、発見した国が持ち帰って良いという取り決めになっていたようで、ネルソンの軍隊が自分の国イギリスに持ち帰ったので、今、ロンドンの大英博物館にあるのです。

ーーー
このロゼッタストーンは、三つの言葉が書かれています。
一番上は、エジプトの古代文字ヒエログリフです。
二番目は、エジプトの民衆文字デモチックです。
三番目は、ギリシャ文字です。

発見された場所がロゼッタという地名なので、ロゼッタストーンと呼ばれています。
ナイル川の河口三角州にあるロゼッタです。

三種類の文字で書かれていることから、これは、英文和訳のような翻訳文ではないかと思われます。下のギリシャ文字は時代が新しいので、読めます。同じ内容なら、他の二つも解読できるのではないかと解読競争が行われました。

最初に成功したのが、フランス人のシャンポリオンでした。
イギリスのネルソンに負けた悔しさをフランス人の意地で翻訳競争に勝って晴らしたといわれます。

ギリシャ文字を読むと、クレオパトラという文字とプトレマイオスという文字が見つかります。
ということは、この石が作られたのは、エジプトの末期ということがわかります。
しかし、あの有名なクレオパトラではありません。
クレオパトラと言う人は、7人いました。
ローマのシーザーと結婚したクレオパトラは、7代目です。

このロゼッタストーンは、大きさ的には両手で抱えられるくらいの物です。
発泡スチロールでできていれば持ち上げられます。
私が行ったときには、手で触れるように置かれていました。
今は、ガラスのケースに収まっているようです。


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岸田劉生のデッサン

2016-09-27 | 展覧会
今回の中村素描研究所15周年記念素描展に飾られた岸田劉生のデッサンです。

 

これは、中村先生が所蔵されているものです。
本物です。
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森幸夫さんの絵

2016-09-26 | 展覧会
今回の15周年記念展にご招待された森幸夫さんの絵をご紹介します。



この2点です。

森さんは、私にとっては、本庄高校美術部の先輩です。
先輩と言っても4つ年上なので、在学中は一緒に活動した訳ではありませんが、
卒業生として遊びに来て、よくアドバイスをして頂きました。
また、大学受験の時は下宿に泊めて頂いたり、卒業生として仲間扱いして頂いて、とてもお世話になりました。
本庄高校の美術部というだけで、先輩たちは親しみを持って接してくれます。
初めて会ったのに、以前からの知り合いのように接してくれるのです。
それは、古川先生がそうさせてくれているのだと思います。こういう点からも、先生の偉大さを感じます。

森さんは、画家として活動されていて、このような素晴らしい絵を描いています。我々の憧れの先輩です。
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ギャラリー「和可」15周年記念素描展

2016-09-25 | 展覧会
今回の展覧会で、私の絵の隣に飾られたのが、これです。



浅井忠の風景デッサンです。

私の絵の右隣りには、藤田嗣治の女性の顔が飾られました。



私は、自画像と人物コスチュームを出品しました。



これは、左から、藤田嗣治、小出楢重、中村彜の絵です。

こんな巨匠の人たちの間に、自分の絵が飾られるなんて、二度とない経験だと思い、うれしくなりました。

展覧会は、明日が最終日です。お近くの方は、お見逃しなく。
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ギャラリー「和可」15周年記念素描展

2016-09-24 | 展覧会
中村民夫先生のギャラリー「和可」が15周年を迎えました。
その記念展が今、開催されています。

中村先生の作品はもちろんですが教えている生徒さん達と招待画家5人が素描を展示しています。
その中に、私もご招待を受けて出品しています。

この展覧会の凄いのは、中村先生が所蔵している有名な画家の作品も展示されていることです。

浅井忠、岸田劉生、小出楢重、藤田嗣二、など日本画壇を代表するような画家の作品です。

私の絵の隣に浅井忠の作品が並べられました。
こんなことは、滅多にあることではありません。

26日の月曜日までです。
お近くの方は、ぜひご覧ください。

場所は、本庄と上里の間くらいにあります。
ウニクスの裏の方です。

コメント (2)
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