絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

松岡滋個展

2014-10-31 | 展覧会
今日は、松岡滋さんの個展に行ってきました。

 

埼玉県川越市のギャラリーユニコーンです。
川越市駅のすぐ裏のほうにあります。

すばらしい個展でした。

11月9日まで行われています。水曜日休館

     

松岡さんは、県展の審査員でもあります。
私の大学の大先輩でもあります。

我々の仲間では、天才と言われた伝説の人です。
とにかくすごいです。ぜひこの機会をお見逃しなく。
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岩手のYさん 布のデッサン続き

2014-10-30 | 通信指導
岩手のYさんの布のデッサンの続きです。



前回の私のアドバイスを受け入れて、このような状態にしてくれました。

とてもいい感じになりましたね。

背景の雨が降った感じがなくなりました。
輪郭線のきつさも和らぎました。
大きく明暗が分かれて、とてもしぜんになりました。

もう完成と言ってもいいくらいです。

ーーーーー
ここで、もしもう少し追求できるなら、

1、後ろの床面の平らさをもう少し感じさせるなら、
  実際にはないけれど、横線を入れて、板が敷き詰められていると考えてみる。
  その場合、その板は遠ざかるほど狭く見える(遠近法)こと。
  板の境目の線も、遠ざかるほど細くなる。などを使うと良いでしょう。
  私は、無地の壁を描くときも、遠近があるときには、この方法を使います。
  まるで、ブロックが積んであるかのように考えて、その架空の線を入れます。
  それによって、遠近を感じさせるのです。もし同じ大きさの汚れがあるなら、
  その線に則って大きさが小さくなるという考えです。

  この絵の場合は、その横線が布の後ろを貫くという考えを持って、布が退いたらどうなるかを
  想定した描き方をします。だから、どの線がどの線とつながるかということも重要です。
  今は、厳しく言うと、まだ布の輪郭を感じる部分があるので、それが黒い線に感じないように、
  後ろにある横線を布の後ろまで感じさせるつもりで描けば、この輪郭線を引くという考え方が変わるでしょう。

2、もう一つは、全体として明るく見える部分の明暗の段階を3~4段階に分ける。
  同様に、全体として暗く見える部分の中の明暗を3~4段階に分けるということを考えてください。

※  要するに、この課題は、明暗の順番をきちんとつかむことで、布の凸凹を表現するという勉強です。
   どことどこを比べたら、どちらがどのくらい明るいか暗いかということ見抜く勉強なのです。
   自分に厳しくということで、取り組むなら、もう一歩追究できたらと思います。


追加でもう一言


  これは、難しいことですが、
  暗い部分が黒いと感じるか、暗いと感じるかという問題です。
  今は、やや黒いというイメージが強いようです。
  白い布の暗い部分ということで考えるのですが、黒く感じてはいけないのです。

  こういう場合の良い方法は、敢えて、黒いものを置いてみることです。
  その黒さと比べて、布の暗い部分をここまで黒くしてよいかと考えてみると良いでしょう。


 
 



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浦和のKさん 油絵50号

2014-10-30 | 絵画指導
浦和のKさんの油絵風景です。



浦和のHさんの知り合いで、一緒に学びたいということで、来るようになりました。

児玉の方はゴルフでよく来ていたので、慣れているらしく、車を運転していらっしゃいます。

いろいろな風景を描いて楽しんでいます。

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浦和のHさん 50号水彩

2014-10-28 | 通信指導
浦和のHさんが、昔描いたという絵を見せてくれました。

よくある滝のように流れる川の風景ですが、立て構図でなかなかまとまっています。



ただ、描き方が乱暴なので、絵が深まりません。
これは、構図の組み立てが良いので、もう一度初めから描き直しませんかと言いました。

もちろん、いろいろ直すところはありますが。

遠景の林は、左右が中央に傾いていますし、画面左下の丸い石は恰好が悪いです。
いろいろな部分の境目があいまいすぎます。
水の表現で、白く描いたものがいたるところで、浮いています。
そのために、平均的で、平面的になっています。
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愛知のHさん 果物のデッサン

2014-10-28 | 通信指導
愛知のHさんは、果物のデッサンをしています。

途中経過を見せてくれました。



この課題は、今までは、一つの物を描いてきましたが、
複数の物を描くという勉強です。物と物との関係を描きます。

リンゴの影がお皿やバナナに影を落とす。その影の状態で、前後関係など空間が意識されるという訳です。
影は、リンゴの形と影が落ちる物の形の、両方の形の要素を含みます。

今は、ボーっとしていますが、この柔らかさは、結構重要です。
かちんと描けることも大切ですが、この柔らかさを失わないで、しっかり描けたら良いでしょう。

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