絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

美学 7

2013-01-31 | 美術
前回どこまで行ったかな。

主役の設定ということを考えていた。
では、脇役はどう考えれば良いだろうか。

私は、ドラマに例えて、絵を考える。
テレビドラマなどでも、脇役は重要。脇役に渋い味のある俳優が一人いるだけで、そのドラマは締まる。
そう考えた時、決してメインではないけれど、後から気が付く重みのある存在感の確かなもの、それがあるといい。

また、最近気が付いたのだが、二番手という物も重要だなと思う。二番目に目立つもの。
ドラマでも、助演という賞がある。メインが一つだけだとしても、それに近い存在感のあるもの、それがあることによってドラマを見る楽しみがわくというケースがある。そんな存在が絵にもあれば良いのかなと思う。
なかなか具体的にどれという例を示せなくて申し訳ない。私の指導の中では、それが足りないかもしれない。
だから、最近気が付いたと言った。

基本的には、全体を地味にして、メインを派手にする。全体を暗くしたら、メインを明るくする。
その逆もあり。全体をある色にまとめたら、その反対色をメインのものにする。などが基本。
いま、全体と言った部分が脇役になる。

メインに対する脇役の考え方はそのようになる。
ただ、それだけでは、工夫が足りないので、渋い俳優と助演の話をした。

そのことを踏まえて、構成を考えると良いだろう。





コメント
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