イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

再挑戦!イギリスのレトロなケーキ、パイナップル+アップル・アップサイダウン・ケーキ、レシピ付き

2017年06月18日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
イギリスらしいレトロなケーキ、パイナップル・アップサイダウン・ケーキ pineapple upside-down cake

夫からのリクエストがあったので、昨日、もう一度作ってみました。

これは↓前回の、黒砂糖だけで作った色の悪いアップサイダウン・ケーキ・・・


ああ、前回の記事を読んでもらったほうが早いですね、どうぞ↓

おかしな名前、レトロなお菓子、パイナップル・アップサイド・ダウン・ケーキ

今回は、白砂糖はあったのですが・・・缶詰めのパイナップルの輪切りが足りません!

7個必要なのですが、うっかり小さめの、4個いりの缶を買ってしまいました!

リンゴを輪切りにして、芯をくりぬいて代用!


(それでも一個足りない・・・)

色は、とりあえず、問題なし!

焼き上がり。


型をひっくり返したら、つるんと出て、底の部分が上に来て「さかさま upside- down」ケーキの出来上がり。


息子が庭でとれたイチゴを3個 載せました。 


ついでに、おなじみミスター・キプリングの、夏季限定版、イートン・メス味のベーカウェル・タルトを載せて写真を撮れというので撮りました。

夫は例によって、シングル・クリームをたっぷりかけて食べました。


私は暑い日だったので、クロテット・クリームのアイスクリームを添えました。


息子は、イートン・メス味のベーカウェル・タルトをぐちゃぐちゃにつぶして混ぜて食べました。
気持ち悪いので写真は撮りませんでした。


ケーキそのものは、とても甘く、ねっとりしていますが、普通のスポンジです。
見た目がきれいですが、特に特徴のある味ではありません。

夫は相変らず、甘くないシングル・クリームがケーキの甘さをやわらげる、と主張しています。一理あります。もっとくどくなりますが・・・
私はこってりしたクロテット・クリームのアイスクリームと交互に食べて、どちらの味も楽しみましたが、夫のクリームじゃぶじゃぶかけはケーキの味をわからなくさせてしまうはずです・・・

クロッテッドクリームはこってり濃い、乳脂肪分の非常に高いクリームですが、甘くはありません。
コーンウォール産の、クロッテッドクリームのアイスクリームに関してはまた書く機会があると思います。イギリスでしか食べられないアイスクリームではないでしょうか。



パイナップルの周りがもうちょっと濃く、飴色になるぐらい焼いたほうがおいしそうだったかもしれません。
焼きすぎると前回みたいに、チェリーの鮮やかな赤がくすんでしまってぶち壊しになるし、微妙な加減が難しいです。

ところで、リンゴの輪切りが乗った部分は誰も食べたがりません!
それでも、真ん中にのっているのが3人全員のスライスに少しずつ、いきわたりました。

焼きリンゴみたいなネチャットしたリンゴの歯触りは悪くなかったです。





つくりかたの翻訳を紹介します。


この本には、pineapple upside-down pudding として紹介されています。

・18センチのケーキ型の内側にバターを塗る。

・60グラムの砂糖(しっとりしたもの)と同量のバターをよく混ぜてクリーム状にとろんとなったものをケーキ型の底にまんべんなく薄く塗る。

・ケーキ型の底にパイナップルの輪切りを敷き詰めて、穴に砂糖漬けのチェリーを詰める。

・120グラムのバターと同量の砂糖を混ぜ、ほとんどふわふわになるまで、よくかき混ぜる。

・溶いた卵2個をゆっくり流しいれてさらによくかき混ぜる。

・180グラムのセルフ・レイジング・フラワー(1カップ=25グラムの小麦粉に小さじ1杯=2グラムのベーキングパウダーがすでに混合されている小麦粉)をふるい入れ、なめらかになるまで混ぜる。パイナップルの缶詰のシロップを少しずつ混ぜいれて、ドロドロにする。

・ケーキ型の底に敷いたパイナップルの上から流しいれて・・・

・180℃で、45分。

実は、簡単とはいいがたい手順です。
よかったら、お試しください。
さめてから、アイスクリーム添えがおすすめです!

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
美味しそう! (八幡@やんやーやマクビティーズ)
2017-06-18 16:23:48
糖質制限してなければ、一緒に頂きたいくらい美味しそうです。
私はむしろ、パイナップルの強烈なトロピカルな甘さより、リンゴの方が好きですが、皆さんそうでも無いんですね。
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ホームメイドのお菓子 (Sandy)
2017-06-18 17:37:31
エリさんはいつもマメに家でお菓子を作られていて素晴らしい。美味しそう。パイナップルの代わりにリンゴを使うなど家庭ならではです。

英国生活をしていて今までにお菓子を作ったのは数えるほどで、スコーンとアップルパイとクッキーしか作れません。元のレシピをみて砂糖とバターの量に驚愕しましたが、おそらく砂糖の量は調整されたのでは?

今後もお菓子シリーズを楽しみにしています。
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材料 (江里)
2017-06-20 05:07:51
リンゴのほうがあっさりしています。今度わざとリンゴだけでやってもいいかも。
砂糖は本の指示通り使いました。
バターの代わりにベーキング用の安いマーガリンを使いましたが。しかも、コップ一杯分ぐらいのパイナップルのシロップでタネを練りました!糖質制限してる人は砂糖を減らしてもよさそうですね。
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英国レシピ (Sandy)
2017-06-20 19:00:54
なるほど、江里さんはレシピ通りに作られるのですね。
英国お菓子レシピの砂糖とバターの量を見ていつも驚いてしまうのですが、ちゃんと美味しくできるからでしょう。外国人が日本の寿司飯に入れる砂糖と酢の量をみて驚いたという話もあるので、食文化おたがいさまなのでしょう。
これからもホームクッキング記事を楽しみにしています。
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Sandyさん、ありがとう (江里)
2017-06-21 08:50:46
これを機に、今まで試したことのなかったお菓子も試してみます。
息子の好きな、キャロット・ケーキとか。
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