イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

連合王国で一番みっともないと権威ある建築専門誌のお墨付き、ストックポートが誇る現代建築は景気の悪い商店街にお尻を向けられている

2019年02月03日 19時55分40秒 | ストックポートとその周辺
よく晴れた先週金曜日に撮った写真です。


国道A6からみおろした、ハトのたまり場、マージ―・スクエア Mersey Square です。
左側奥に Red Rock と書かれた 赤いネオンサインが小さく写っています。

レッドロック Redrockはストックポートが誇る新築の総合レジャーセンターです。


昨年の「連合王国で一番みっともない建築物大賞」カーバンクル杯の栄冠に輝いたレッドロックについて書いた記事のリンクです!☟
タウンセンターの現代建築に輝く栄冠!王国で一番見苦しい建築物がストックポートにあり!!!

ストックポートのタウンセンターのど真ん中にある景気の悪いしょぼいシャッター街がレッドロックの隣に平行に走っているのは以前の記事に書きました☟

先月20日に書いたストックポートのしょぼいシャッター街についての記事です。
イギリス近郊都市の典型的な縮図、美しい街並みを誇るストックポートのしょぼいシャッター街、イギリスの真実

レッドロックのある通り(ブリッジヘルド・ストリート Bridgeheld Street といいます)がどうなっているのか興味をもってくださった方がいたので、写真を撮ってきました。
景気の悪いシャッター街、プリンセスィス・ストーリート prince's Street の店舗の裏側が面する、元は裏通りだったのです。

マージ―・スクエアからデべナムス Debenhams(デパート)と角の大きな空き店舗(美容院だと思っていたら、美容師養成学校だったようです)の間を通ってレッドロックのある角に回ります。


上の写真の右端に写っている緑の看板が、私がボランティアをしているチャリティショップ、オックスファム Oxfam です。






ゴミ捨て場などがあって見苦しい プリンセスィス・ストリートの店舗群の裏側を隠すためにたてられた塀に土が埋め込まれ、観葉植物がびっしり植えられているのです。
(逆光で暗かったので写真を不自然に明るく加工しました)

地面に植えた蔦が塀をおおっているんじゃなくて壁に植物が植えてあるのです。
この「町の緑化プロジェクト」近頃いろいろなところで見かけますが、こんなに高い密度で真冬の常緑を保っている成功例(しかもあっという間に繁茂した)は珍しいのでは?




プラタナスが間隔を置いてて植樹されています。



ひとどおりはあるものの、無機質で整然とした、別世界.....

この通りは、レッドロックが完成するまでは正真正銘の「不景気な通りの裏通り」だったのです。

用事もないのでめったに通ったことがありませんが、ごみ捨て場や不用品を積み上げたり店の従業員がたばこを吸ったりするスペースあったように記憶しています。



地元商店街の振興プロジェクトも兼ねている総合レジャーセンターの誘致です。
道の右手が突然開けてプリンセスィス・ストリートの商店街とのアクセスとして機能する小さなスクエアになっています。


.....いきなり右手に開ける雑然とした生活感あふれる風景....


続きがあります。

無機質で静謐な「規格外れな街並み塗り込め都市計画」がこの先パワーアップします。残りの写真はまたあした。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




コメント (2)
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