Happy Valentine's Day!
昨日、一昨日に引き続いてシュルーズベリーの駆け足観光の記事をお送りするつもりでしたが....そう、今日は セイント・ヴァレンタインズ・ディ Saint Valentine's Day(バレンタインデー)!。
話題を急遽切り替えます。
バレンタインデーの前日の昨日、スーパーマーケット、セインズベリーに日用品の買い出しに行きました。
日本でも盛んな、「チョコレートを贈る行事」ですね。
義理チョコ、本命チョコ、女性が自分用に買うご褒美チョコ、友情チョコ、家族チョコ、ホワイトデーのお返し.....
日本でのバレンタインデーにまつわる思い出は、私にとってはけっこう煩わしいものでした。
日本では欧米諸国とは違って、もっぱら女性が男性にチョコレートを贈ることになっていますよね。
日本にいた時に私が働いていた会社では、女子社員全員がお金を出し合って部内の男性全員に同じ義理チョコを配る(社内で個人にチョコレートを渡すのは禁止)という徹底的に公平、平等を目指すくだらない不文律があったりして行事の形骸化に心底ウンザリ....30年以上前の話です。
楽しんでいる人もたくさんいるはずですので、水を差すことをいうのはやめましょう!
「みんなお菓子業界をもうけさせる商業主義に乗せられているんだよ!これだから日本は主体性がなくてダメなんだ!!」と言い立てる人もいっぱいいましたねぇ。
今でもいるでしょうね。
商業主義でも何でも楽しければいいと思います。
第一、商業主義は日本だけじゃありませんよ!
セインズベリーに話を戻します。
バレンタインデー前日に出現した、入り口付近の花束売り場です。
赤いバラ中心のアレンジが多いですね。
男性が妻や恋人に渡す花束はバレンタインデーのやくそくごとです。
昨日のうちに売り切ったことでしょう。
同居しているカップルや夫婦はバレンタインデー当日の朝、ベッドや朝食の場で渡すのが普通です。
一晩 車や洋服ダンスの中にでもかくしておかなくてはなりません。
まるで大勢の人が亡くなった事故現場のようです。
先週までは専用のイベント品売り場の何段もの棚にぎっしりと並んでいたプレゼント用品が長い棚一つにまとめられていました。
ここ2~3週間で相当数の商品が売れたのでしょう。
イギリスでは、チョコレート、香水、セクシーな下着、ぬいぐるみやアクセサリー、ハート型の小物など男性が女性に贈るのを想定した品ぞろえのほうが、女性が男性に贈るのを想定した品ぞろえ(シェービングクリームやソックスなど)よりも何倍も充実しています。
イギリスのバレンタインデーについて書いた先週の記事です☟
季節のイベントは書き入れ時!伝統行事も異国のお祭りもビジネスに結びつくスーパーの商魂
午後12時すぎ、ちょうど職場のお昼休みでした。
バレンタインカードを選ぶいかつい男性たちがほほえましかったです。
この3人は職場の同僚のようでした。
左の2人はお互いのカードのチョイスをからかいあっていました。
もちろん夫や恋人のいる女性も、少女もおばさんもカードを買います。
カード売り場と並んで(かなりハズカシイ)ロマンチックな映画のDVDばかりを集めた売り場がありました。
各売り場にも、お菓子売り場のチョコレート、化粧品売り場のボディクリーム、アルコール売り場のシャンペン、プロセッコなどの「販売促進ディスプレイ」がそれぞれ設けられています。
チェックアウト(レジ)付近にも「お忘れなく」のダメ押し。
休み時間に職場を抜け出してきたらしい中年の男性が首の長さだけで1メートルぐらいあるバレエ衣装を着けた巨大なハクチョウのぬいぐるみを買っていました。
会社に持ち帰るのでしょうか。車があれば入れておけるのですが。(ロッカーに押し込むのも無理そうです)
カエル、ガマ好きなうちの夫のために私が選んだカードです。
凹凸のついた写真がえぐいでしょう?
贈る相手を王子様に想定した女性が男性に送るためのカードです。
ペンギンの赤ちゃんに夢中の息子のガールフレンドのために私が選んで買ってきたカード。
息子のリクエストで折り紙の「立つハート」を20個ほど作りました。もちろん彼がガールフレンドにカードといっしょにあげるためです。
この折り方は「1日1折り紙」という毎日一つ折り紙の折り方が載っている3年前の日めくりカレンダーで習いました。
Jack Geist というアメリカ人の創作折り紙作家の創案らしいです。
とっておいたので、説明図の通りにやればだれでも折れるはずなのですが、息子2人も夫も私の知っているたくさんのイギリス人もなぜか「説明通りに折れない!折り紙がちゃんと折れるのは日本人だけ!」と訳の分からないことを口をそろえて言います。
アメリカで出版されているカレンダーなんだから英米人でも折れる人は折れるはずです!
以上、「夫が妻が、女性が男性が」という書き方をしましたが男性がボーイフレンドや夫に、女性がガールフレンドや妻にカードやプレゼントを贈るのももちろん想定されています。
イギリスではゲイ、レスビアンを特別視することは許されていませんし、同性間の婚姻も法律で認められています。
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