イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

映画化されたピーターラビット、ここにもそこにも穴を掘り繁殖し続けるイギリスのウサギ

2018年08月11日 09時00分00秒 | 英国の動物
イギリスの野原でよく見かける…


ウサギの巣穴、ウサギ穴。

上の写真はタットンパーク Tatton Park で撮りました。

ウサギは怖がりです。
人がいれば出てきません。

それでも時々は見かけます。

ピーターラビットみたいな濃淡ベージュのモコモコした野生のウサギです。



ウサギの写真は撮れませんでした!

警戒心が強く、動きが素早く、しかも保護色!撮影は困難です。

上の写真と、ピーターラビットのイメージは他のウェッブサイトから無断借用しました。


タットンパーク内に無数に生えている樫の大木の根元が…


ウサギの住宅密集地、というより地中でつながった集合住宅になっているようです。


同じくタットンパークで。木の切り株の下の、入り口にキノコのひさしのついた、瀟洒な一軒家タイプ。


私たちはこの木の下に座ってお弁当を食べました。


食べなかった小さなリンゴを玄関前(穴の入り口)に置き土産にしていったのですが、喜んでもらえたでしょうか。

ウサギは木の根元の下に住むのが好きなようですね。

イギリスでは野鳥は減ってきているらしいのですが、ウサギは確実に増えているそうです。



ウサギですが、ネズミ算式に増えているようです。

かわいい!ウサギですが、地域によっては害獣扱いされています。

ヨークシャー東岸の田舎町のパブで、ウサギのシチュー(hot pot)を食べたことがあります。
農家の人が、ビールの原料、ホップを食べて畑を荒らすウサギを猟銃で撃ってパブに持ち込むらしいのです。
ウサギ料理はその町の冬の名物になっていたようです。

農作物を荒らすだけではなく、ウサギの穴そのものも、大メーワク。

「ウサギの穴がかくれているボコボコの地面に注意。」「飲み物のみ」(注文した料理はもってきてもらえない。飲み物は自分で運ぶ)という標識のあるパブの敷地内の空き地。


だいぶ前に行った、マカスフィールド郊外のパブです。
おもしろいと思ったので写真に撮りました。

ボコボコあいたウサギ穴に足をとられて大変危険です。


ウサギを見かけるのは田舎の野原だけではありません。

マンチェスター空港の滑走路のわきをぴょんぴょん跳ねていたたくさんのウサギを離陸する前の飛行機から見たことが何回もあります。

線路わきにもけっこういます。都市の郊外を走る電車の窓から見ることがあります。

車がビュンビュン通る、広い道路の真ん中の広い草地の中央分離帯にも群れで跳ねまわっていたのを見かけました。

いずれも、人が通らない、入れない場所ですね、ウサギの天国でしょう。


先日行ったナショナルトラストの公園、ダナム・マーシィ Dunham Masseyのカフェや受付、ギフトショップなどのあるにぎやかなビジターセンターのすぐ前の、人が落ちないように柵で囲われた小さなくぼ地が、ウサギの住宅密集区域でした!







夏休みで大勢のビジターが行き来する前を大きなウサギ3匹がぴょんぴょん跳ねまわっていたのです。

気が付いた私が立ち止まったとたん、2匹はさっと姿を消し(目にもとまらぬ速さで穴に入ったと思われます)もう一匹は複雑に絡み合う木の枝の下にピタッと体を伏せて私たちが立ち去るまで目を閉じ、身動きもせず、完全に気配を消しました!

毛皮の色が、白茶けた地面の色とほとんど同じなのです。

人気史跡アトラクションのど真ん中にあつかましく住み着いているくせに、何をそんなにコソコソすることがあるのか!?
いっそのこと池のカモや白鳥のようにビジターにエサをねだって堂々とふるまったほうがラクだと思うのですが。

…2週間前からイギリスで封切りされている、ピーターラビットの実写(?)映画。


予告編を見た限り、あまりかわいいとも思えないのですが…
楽しみにされている方、見てもいないのにごめんなさい!

私はそもそも服を着せられて擬人化された動物イメージがあまり好きではないのです。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

コメント (7)
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