イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

行儀がいいだけではなく、あまえ上手なバスに乗る犬

2018年08月27日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
以前にも書きましたが、イギリスでは犬もバスや電車に乗れます。


物憂げな表情とガニガニした姿態が何とも愛らしい、おなじみスタッフォードシャー・ブルテリア、「労働者階級」のお気に入り犬種です。


ラーラ、9歳、ほかの犬種が何分の一か混ざっていて子犬のような面立ちですが、けっこうなおばあさん犬です。

この飼い主は自分のイヌをかわいいと言ってくれる見知らぬ人に喜んで話をしたがるタイプの人でした。

お行儀よく、飼い主の足元にじっとすわっていました。

上の写真2枚は私が自分の席から撮った写真です。

飼い主に写真を撮る許可をもらって前方に移って撮りました。


(二階建てバスです。車内前方の床スペースにかなり余裕があるのは車いすで乗り入れるのが可能なように、です。2階はぎっしり座席が並んでいます)



撮影後、自分の席に戻って、撫でさせてもらいました。

足元を離れる許可を飼い主にもらって、私の膝に前脚をのせて甘えるラーラ。かわいい!

飼い主はしかりつけて下りるように言いましたが私が「かまわない」といったら、膝の上に上がってきました。

飼い主がまた下ろそうとしたのですが、ネコ以外の動物(しかもかなり大きい)を自分の膝に乗せるという、おそらく人生で初の体験をしている事実に興奮して、「このままでいい」といいました。

ラーラがあごを私の肩にのせリラックスして後ろの席の青年に頭を撫でられる、というのが次のステージ。

私の上半身に体を押し付けてくるイヌの重さと温かさとにおい(くさい)を楽しんでしばらくそのままでいました。

見知らぬ人の見知らぬイヌにバスの中でここまでなつかれたのは初めてです。

道や公園でバカ犬を見ることは稀ですが、あります。
他のイヌに唸り声をあげたり、引きひもを引っ張ったり…

でも、バスや電車の中でしつけの悪いイヌにあったことはいままで一度もありません。
荷物のようにじっとしているイヌをバスや電車に乗せてはいけないという理由は思いつきません。

他の人に迷惑をかけるようなイヌはおそらく車掌や運転手に次の駅か停留所で下りるように言われるのでしょう。


お行儀の良いイヌはトクです。
自家用車を持っていない飼い主とバスや電車に乗っていっしょに行ける範囲がぐんとひろまるのですから。

8月の終わりのイギリス、寒くなってきました。
今晩、冬用のかけぶとんを出すつもりです。

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コメント (2)
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