イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

おなじみカエル池 幼少期のトラウマがカエルの生涯に与える影響の考察

2018年05月14日 23時16分33秒 | ストックポートとその周辺
ストックポート日報ではすっかりおなじみの、うちの近所の保護林の散歩道、ハッピーヴァレー。

自然観測池、名付けてカエル池(命名;私)


ガマの穂がはぜて、フランクフルトソーセージを棒に差した「アメリカンドッグ」からしょぼい「綿菓子」に変貌。


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前回のカエル池の記事、かえったばかりのオタマジャクシ特集のリンクを貼りました。ぜひ見てください☟
カエルの卵がかえる春のおとずれ、オタマジャクシの命のはかなさ、うじゃうじゃ


晴天の昨日の水面。


前回 孵化直後のオタマジャクシをいっぱい見たのは4月の初め、それから一か月以上たっています!

成長しています!

池中、どこを見てもまんべんなくにょろにょろ、オタマジャクシだらけです!


わざわざ家からかなり大きめのガラスの花瓶を持ってきてオタマジャクシをガブッとすくいました。

そばで見たかったから。

うちの夫は大反対。

オタマジャクシがものすごい精神的なストレスを被るのでやめろ、というのです。トラウマになったりしたらかわいそうだと。
池の水ごとすくって、見て、写真を撮って、すぐまた元に戻すだけなのに!?

いやいや、空飛ぶ円盤に誘拐されて連れ去られた人間が戻ってきた時には記憶を消されているように、オタマジャクシたちも何も覚えていない、と思うのですがどうでしょうか。

オタマジャクシの頃、池からすくい上げられ、一瞬ガラスの花瓶のなかで中空をただようという カエルになってからも強烈な印象を残す まれにみる体験です。トラウマになるとは思えません。

いや、おぼえていませんね。やっぱり。



池に着いたら、夫がすくってくれました。

ついでに写真に撮る間持ち上げていてくれました。


花瓶のオタマジャクシを池に戻してから30分以上ずっと見ていました。
いつまででも見ていられます。
日本では「癒される」と表現するんでしょうか。



にょろにょろ泳ぐオタマジャクシを目で追うのは心に深い平安をもたらします。



動きそのものは落ち着きがないのです。

澄んだ水の中にユラユラただよう水草にちゅぱちゅぱ吸いついています。

水面に浮かぶ木の皮もびっしりたかったオタマジャクシにねぶりつかれています。
食欲旺盛。

頭を下に、45度の角度で潜水泳ぎしているイモリがいました。オタマジャクシの群れの中でじっとしていたかと思うとあっという間に手近のオタマジャクシを口で吸いこむように捕まえて、水底の水藻の間に消えました。

仲間が目の前で殺された、大惨劇です。

それなのにその場から逃げようとパニック状態に落ちいることもなく何事もなかったかのようにちゅぱちゅぱにょろにょろを平然と続けるオタマジャクシの群れ!

人生について悟りを開いているとしか思えない超然とした態度!

夫は「頭悪いだけだ」と決めつけました。オタマジャクシすくいがオタマジャクシの心に残す一生のトラウマを心配していたくせに。





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コメント (6)
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