考察:インフル及びコロナと換気の関係 ⇒ 結論:換気の効果は絶大

2020-03-03 09:58:19 | Weblog
現在のコロナ騒ぎでわかったことがある(と思う)。

従来、インフルエンザウィルスや、コロナウイルス(旧型、新型ともに)は、エンベロープ型のため、飛沫感染はするが空気感染はしないと考えられてきた。
飛沫が蒸発すると、エンベロープが破壊されるため、いわゆる厳密な意味での空気感染(ウィルス単体での空気浮遊)はしないというのは、理論的にはそうなのかもしれないが、実際には、飛沫が付いた状態で空気中を浮遊しており、(医学用語では違うのかもしれないが、実際に起きている現象として)空気感染が起きている。それも、かなりの確率で。

そう考えないと辻褄が合わないし、そう考えるとすでに起きていることの説明も合理的につく。

もし、言われているほど感染率が高いのであれば、満員電車に閉じ込められている東京で、感染が広がっていないことの説明がつかない。これは、新型コロナだけでなく、インフルも同様で、人口密度が東京と北海道では天と地ほど違うのだから、東京でのインフルやコロナの発生率は、北海道に比べ十倍ぐらいないとおかしい。
だが、空気感染の比率が高いと考えると、数分に一度、扉を開閉する電車では、空気感染する確率はゼロとなり、逆に、気温が低く気密性の高い北海道では、東京以上に感染確率が高くなる。クルーズ船で、感染が多発したのも当然で、日本政府は隔離前から感染していたと主張しているが、下船したクルーズ客から感染が確認されていることからも、隔離中に感染したことは明らかである。

気温の高い沖縄で夏、インフルが流行る理由も同様で、気温の高い沖縄は、夏は必然的に冷房を効かせた室内に大勢が集まるから、そこで感染が発生する。一方、北海道は冷房そのものがない家が多いため、夏は、窓を開けて涼をとるため、常時換気をすることになり、空気感染が発生しない。

今年は、新型コロナのおかげで手洗いが普及し、インフルの感染者数が半減したという結果がでているが、換気をすることで、半減どころか10分の1以下に減らせると考えたほうが良い。

◇感染症防止効果
換気:99%減
手洗い:50%減
マスク:ほぼ効果なし

問題は、換気をすると当然のことながら冷暖房効果が落ちることで、昨今流行っている、夏の24時間クーラー付けっぱなしは、電気代は節約できるかもしれないが、夏の感染症を広めることにつながっている危険性が非常に高いと思う。

なぜ、インフルが春になると収まるかという謎や、シンガポールなどの熱帯でもコロナが出ている理由、感染症が冬と夏に流行る理由など、換気でほぼ説明が付いたと思う。

今後、IOTが進み、窓の開閉状況を完全に把握できるようになれば、窓の開閉率と感染症の罹患率の、強い相関が証明されるだろう。

個人レベルでできることは、とにかく家の窓は開けることと、出かけるときは窓のないところにはなるべくいかない、行かざるを得ないときは出入り口近くに座ることぐらいだろうか。
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