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電波の無駄使いは止めよう

2012-02-10 | 社会問題

携帯電話の世界も、スマートフォンの普及などで、やりとりされる通信量(パケット)が飛躍的に増え、各社とも現在の定額制の見直しを検討しているようだ。最近、トラブルが多いのも、通信量が増えたせいらしい。

現在のパケット料金は、NTTドコモの場合、1パケット当たり0.21円と、大変わかりにくい表示になっているが、具体的な目安も示されており、単にマイメニューを見るだけで162円、100キロバイトの静止画で177円、着うたフルだと1曲5000円以上、2MバイトのPDFファイルの受信3600円などとなっている。動画は高すぎるのか載っていないが、当然数千円から数万円にはなるだろう。

一方、「パケホーダイ・フラット」という定額制の契約をすると、月額5460円である。こうした料金体系では、普通に従量制で契約するとあっという間にこの金額に達してしまうため、ほとんどの人が定額制の契約をしていると思われる。というか、そうしないとパケ代がいくらになるかわからないので恐ろしくて使えない。

原価がわからないが、もともとこの携帯電話のパケット料金は法外にと言っていいほど高いと思う。単位料金がきわめて高く、一方で、一定の料金を支払えばいくら使ってもかまわないという料金体系は社会的におかしいと思う。例えば、電気料金が定額制だったらどうだろうか。「テレビを1時間見ると電気料は3000円になりますが、何をどれだけ使っても1か月1万円にします。」という料金体系では、世間が納得しないだろう。

確かに、どこにいてもニュースや天気予報が見られたり、メールがチェックしたりできるのは便利である。しかし、エネルギーも有限であるが、提供にコストがかかるという意味では電波も有限である。ユビキタス環境はすばらしいが、貴重な電波を使って街角でゲームをしたり動画をダウンロードしたりしないといけないものだろうか。ある意味電波の無駄使いであり、必要ならば自宅や街角のWi-fi環境(無線LAN)ですればいいと思う。

今のままではほとんど電話やメールしかしない人まで、携帯電話会社のこうした開発コストを負担しないといけない。もっと街角のWi-fi環境を整備し、一方で、3G回線(携帯電話回線)では一定容量以上の通信はできないように制限すべきではないだろうか。真夏や真冬に電力の使用をがまんするよりはよっぽど簡単である。たぶん反対する人は多いと思うけどね。(写真はアップルのHPより。本文と特に関係ありません。)

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1 コメント

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電波のはざま (ベル3)
2012-03-20 23:17:01
その電波ではなく、デジタル波。隣県からスピルオーバーしてもらえないか。東京並とは言わないが。
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