知り合いの釣師?から、若狭湾で朝釣ったという鯛をいただいた。鯛といっても正確にはいわゆる「マダイ」ではなく、その仲間で「チダイ」というらしい。スーパーの食品ではないので大きさはバラバラだが、だいたい15~20センチぐらいある。今から夏にかけてが旬のようだ。
いずれにしても、正真正銘のさっきまで泳いでいたという天然の鯛である。家族のだれにも、魚をさばくという経験はあまりなく、道具も物足りなかったようだが、ネットで調べながら気合い(というより物欲か?)で何とかさばいてもらった。
まず、刺身で食べると、さすがに新鮮でうまい。刺身にならないところは、兜煮やアラ汁にしてもらったが、そちらもうまい。プロの包丁さばきではないので、若干の小骨やウロコは残っているが、それがまた自然を感じさせる。福井に住んでいる幸せを感じるときである。
ところで、現代ビジネスの地域ブランド調査によると、47都道府県のうち、「住んでみたい」と思う地域のランキングで、福井県はみごと46位であった。まあ、居住意欲とおいしい食べ物とは直接リンクしないと思うが、同じ調査の「食事がおいしい」と思う地域ランキングでも21位であった。そっちはもう少し上位でもいいだろう。やはり宣伝が足りないのかな。