福井鉄道の新型車両が先週の土曜日から正式に走り始めた。低床車両(LRT)の3両編成である。定員は155人と、国内最大らしい。専門的にはF1000系というらしいが、愛称はFUKURAM(フクラム)である。セントラムやポートラムほど語呂はよくないが、まあ、福井の夢がふくらむということで。
こうした低床車両は路面電車として使用されている場合が多く、郊外を走るのは珍しい部類に入るだろう。というか、郊外から路面に乗入れる形態が珍しいのだが。福井の田園風景にオレンジの電車が走るのを見るのはなかなか新鮮な感じである。まだ見ていないが、3両編成が田原町や木田四つ辻のカーブを曲がるところは壮観だろう。
この福井鉄道、どっちかというとえちぜん鉄道の陰に隠れているイメージだが、えちぜん鉄道との相互乗入れや福井駅乗入れなど、話題が豊富でなかなかがんばっていると思う。日中はどう見てもあまり乗客が乗っていないようだが、なんとか日常的にこの3両編成が埋まるようになってほしいものだ。
鉄道ファンはこれまで以上に全国から集まることと思うが、さらに、これをきっかけに、少しでも多くの(一般の)人が電車に乗ってくれることを願っている。ちなみに、休日は全線1日500円(特定日はなんと1000円で4人まで)で乗れる。福井・武生間は390円なので往復すればずいぶん得である。ぜひ一度ご試乗を。
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