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はなまるうどんと消費者心理

2012-04-12 | 経営・ビジネス

はなまるうどんが、新しいユニークなキャンペーン「期限切れクーポン大復活祭」を実施している。期限切れのクーポンや割引券を持参すれば全商品が50円引きになるそうだ。ポイントは、はなまるうどんのクーポンではなく、どんな企業や団体が発行した割引券・クーポンでも通用することだ。

これはすばらしい企画である。すばらしいというのは、ユーザーにとってだけではなく、むしろ企業にとってすばらしいということである。

まずは、自社のクーポンの発行費用が一銭もかからずに、発行したと同様の効果を得ることができる。これは画期的である。特定の会社のクーポン(たとえば丸亀製麺)だけを有効にするとけんかになってしまうが、どこでもいいとすれば問題はない。

次に、普通に50円引きというのならよくある話でそれほど誘引力がないが、期限切れのクーポンというのは何となく損した気分になるものであって、それが50円になるのなら行ってみようかという気にさせることである。期限切れクーポンが平均何枚あるかという調査までしており、見事に消費者心理をついている。

あと、付加的には、ふだんどんな店に行っている人が自店に来ているのかマーケティング的にわかることである。これは分析する気になればであり、たぶんやらないだろうが。ついでに言うと、景気回復効果やアフリカ支援まで打ち出しており、企業イメージも高めている。

まあ、ユーザーにとっては結局ただの50円引きということで、それはよくある話なのだが、ユニークなキャンペーンとしてマスコミにも報道されており、キャンペーンは成功だろう。ただし、一つだけ問題があるとすれば、うどんそのものが同業他社にくらべてイマイチなことに尽きる。ということで自分は行かないです。

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1 コメント

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ねぎたま丼 (ベル3)
2012-05-05 21:38:09
同様。旅の友なら「すき家」の一部値引きものが価値あり。汁ものはテイクアウトも不可。アトピーだし。
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