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プリンタとインクの値段とは

2011-12-19 | 経営・ビジネス

先日、地元の電器店「100満ボルト」で、エプソンの多機能型カラープリンタがなんと5000円ほどで売っていた。いちおう新製品が出た後の昨年の製品ではあるが、これは安い。カカクコムで調べてみると、コピーとスキャナーを備えた最新型のインクジェット複合機カラリオ(いちばん安いPX-404Aだが)でも7~8千円程度で、昨年度のモデルならば5千円を切っている。

一方、これに使うインクはと言うと、エプソン直販で3980円(カカクコムには見当たらない。)。プリンタとインクの価格があまり変わらない。というか、プリンタにはインクが付いているので、昨年度のモデルだとプリンタ本体は1000円以下ということになる。プリンタが安いのかインクが高いのか、納得がいかないビジネスモデルである。

プリンタのインクの容量というのはなぜか公表されていない(たぶん単価が高すぎるからだと思う。)が、ネット情報では1個で10ミリリットルぐらいらしい。これで1050円なので、1リットル当たりにすると10万円を超える。これでは容量を公表できないな。これより高い液体って高級な香水ぐらいだろうか。

さすがに単なるインクだけだとあまり金が取れないので、いろいろ付加価値を付けているが、電子部品を使った残量チェックなど不要で、外からインクが見えるようにしておいて、なくなったら取り替えればいいのではないか。それに、自動的にノズルを洗浄するのでインクがどんどん減るし、インクがあっても最後まで使えない構造になっている。

ところで、インクのコストがバカにならないので、サードパーティー製のインクカートリッジを使っている。こちらも結構高いが、それでも純正品の半額ちょっとで買える。最初は不安だったが、使ってみると特に問題はない。ただし、写真などを印刷して何か月かすると色が変わってくる。緑色の成分が消えて、赤く変色してくるのだ。長く使わない書類などにはいいが、長期保存したい写真などには向かない。まあ、また印刷すればいいのではあるが。

先日、キヤノンのインクカートリッジをリサイクルして売っていたメーカーがキヤノンに裁判を起こされ敗訴した。特許権は普通いったん商品が販売されると「消尽」するが、この場合は特許権は消尽しないと判断された。インクの詰め替えや類似インクについては、特に法律に触れないと思うし、今のところ問題とされていないようであるが、油断はできない。

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1 コメント

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タイではインクは外付けタンク (新明天庵)
2011-12-22 00:33:20
 タイのチェンマイに暮らしている福井県南条郡出身者です。チェンマイではキャノンの最新プリンターでも、新品購入の際に正規カートリッジインクを取り外して、外付けインクタンク(4色)に改造して売ってくれます。外付けインクタンクなので、格安インクを購入すれば簡単にインクを補充できます。チェンマイではそのように改造プリンターでないと売れないのが現実です。従って、チェンマイでは馬鹿高いインクに悩んでいる方はほとんどおりません。
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