福井県の北部、坂井市の東側の山あいに、「竹田」という小さな集落がある。福井から石川県の山中温泉に行く山越えの近道があり、その途中にある集落である。丸岡の方から谷沿いに行くこともできる。この竹田、あまり知られていないが、しだれ桜の名所である。考えてみたら一昨年もこのことを書いていた。
先週末に訪れたが、今年はやはり桜が遅く、ソメイヨシノは満開だが、しだれ桜はもう少しというところである。かなりの人出で、遠くの小学校に臨時駐車場が用意されており、シャトルバスが運行されている。川に沿ってしだれ桜の並木が続き、その奥の広場には、しだれ桜の濃いピンクとソメイヨシノの薄いピンクが、山の緑に映えて美しいコントラストを描いている。
ちなみに、竹田といえば、やはり油揚げが有名である。谷口屋という店が作っているのだが、普通の油揚げとはかなり違って独特のうまさである。ただ、最近は豆乳を使ったロールケーキやシュークリームまで発売したりして、店内はお菓子屋さんのようである。また、商品も県内多くのスーパーで販売されたりしていて、ちょっと手を広げ過ぎの感がある。
ところで、一昨年のブログでは、地域にお金が落ちる仕組みがないと書いたが、今年はクラフト展などもあったし、そばや焼き鳥、コロッケの店など飲食店もたくさん出ている。ところが、そばを食べてみたが、ソフト麺のような麺でそばの味もあまりせず、県外の方にこれを越前そばと思われるとイメージダウンである。手作り感は満載であったが、次なる課題は品質向上ではないだろうか。
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