報道によると、北海道、中頓別町の町会議員が、村上春樹氏の短編小説「ドライブ・マイ・カー」(文芸春秋掲載)の中で、中頓別町では「車からのたばこのポイ捨てが普通」とされているのは事実ではなく、町をばかにしている。そもそも町の実名を出す必要があるのか」として、公開質問状を提出したそうだ。
具体的には(読んではいないが)、主人公が中頓別町出身の24歳の女性運転手と車中で会話する場面で、女性が火の付いたたばこを車の窓から捨てた際、「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」と主人公がつぶやいたとなっているとのことである。
文芸春秋編集部は、文学作品の中での表現ということで、無視する構えのようだが、村上氏は真摯に対応し、「僕は北海道という土地が好きで、あくまで親近感をもって今回の小説を書いたつもりなのですが、その結果として、そこに住んでおられる人々を不快な気持ちにさせたとしたら、それは僕にとってまことに心苦しいことであり、残念なことです。中頓別町という名前の響きが昔から好きで、今回小説の中で使わせていただいたのですが、単行本にするときには別の名前に変えたいと思っています。(一部省略)」と回答した。
中頓別町、ちょっと思考が短絡すぎないか。そもそもたばこのポイ捨てなど別に中頓別町に限らず田舎ではよく目撃している。最近問題になった「明日ママ」とはだいぶ状況が違うだろう。村上春樹氏の作品なのだから単行本になれば相当な部数が刷られるだろうが、もうこれで中頓別町の名前は出てこない。中頓別町は自らの失策で絶好のPR機会を失ったようだ。浜頓別町(自分的には昔旅行してこっちの方がなじみがある。)など、名乗りを上げたらどうだろうか。
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1 仕事が忙しくて、更新している時間がとれないこと。(それなりの文章に仕上げるにはこれでもなかなか時間がかかるんです。)
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このままやめてしまうかどうかは、もう少し状況を見て考えさせていただきます。読んでいただける人がいるのなら再開も考えます。