台湾にASUS(日本ではアスースと読むようだ。)というパソコンメーカーがある。台湾製ということで、日本のメーカー品よりはかなり安い価格で売られている。正直ちょっと見た目はダサい。また、パソコン用の部品もたくさん作っており、自宅のショップ組立てパソコンにも確かアスース製の部品が含まれていたと思う。
フジサンケイビジネスアイ(スマホで無料で見ることができる。)の1面コラムによると、東日本大震災に際し、そのアスース製のパソコンの基板(マザーボードだろう。)に、小さな字で「GOD BLESS JAPAN(日本に神のご加護を)」という祈りの言葉が印刷してあったとのことである。この話はフェイスブックで広まったらしい。(写真の右端になります。)
同社の技術者が独断でやったことのようで、会社も知らなかったそうだが、日本の復興を祈ってやったのならということで、会社からは黙認されたようだ。ASUS、いい社風といい社員を持っている。黙認というより表彰するべきだろう。果たしてNECやソニーで同じようなことができるだろうか。
筐体の外側ではなく、ひっそりと中の基板に書くというのが美しすぎる。「当社は日本の復興を祈っています」と外箱や筐体に書いたら値打ちは激減する。災害時のボランティアというと必ずマスコミの前で出発式をする人たちや被災地を訪問するのにマスコミを連れて行く人たちに見せてやりたい。もっとも、ASUSがそこまで計算してやったのならそれはそれですごいことだけど。
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