日ごろ公共交通機関の存続を訴えているわりには情けないが、久しぶりに、路線バスに乗った。
福井駅前から福井県立大学まで行く用事があったのだが、たまたま車がなかったのと、路線バスの様子を見るちょうどいい機会だと思ったためである。
駅前のバス停で待っていると、時間になってもなかなかバスが来ない。今日は運休なのかなと思って案内所で確認しようと思ったら、やっとバスが来た。
始発なのにすでに5分も遅れているやる気のなさである。もちろん何の説明もない。
悪口を言うようで申し訳ないが、この会社のバスは日ごろから街中で結構信号無視や荒っぽい運転を見かけており、印象はよくないのだ。
乗客5~6名を乗せたバスは県立病院やアピタ・エルパの構内に入るなど、かなりきめ細かく乗客を拾っていく(実際にはあまり乗って来ないが)。
しかし、まっ昼間なのに、なぜかどんどん遅れていく。最終的に10分以上遅れて、結局50分以上かかった。
自家用車なら20分程度なのに、倍以上の時間がかかり、運賃は590円もかかった。これだけ遅くて高いのではあまり利用する気になれない。
公共交通機関の利用は大切なことだが、公共交通機関側でも多くの人に乗ってもらえるような工夫が必要である。
電車については徐々に進んでいるが、バスは遅れていると言わざるを得ない。
えちぜん鉄道を見習ってはどうか。