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つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

特急雷鳥最後の日

2011-03-25 | 旅行・交通






3月11日、特急「雷鳥」が消える日である。朝、通勤で降りるいつもの福井駅でしばらく待てば最後の上り「雷鳥8号」に会えるというのであれば、それは待つしかないだろう。

仕事帰りの時間にも下り雷鳥33号を見かけることが多いのだが、最近でも乗客はあまり多くなかった。

ここ数日、写真を撮っている人をよく見かけたが、さすがに最後の日、5番ホームは雷鳥に乗る客よりもカメラを手にした人の方が多い。テレビ局も来てファンや乗客を取材している。あまり重装備のテツは見かけず、普通のデジカメやケイタイを持っている人が多いが、筋金入りの方はたぶん駅などではなく走行写真とかを押さえるのだろう。

5分前に臨時の回送列車が到着するということで、じゃまだなあと思っていたら、なんとそれが雷鳥型の特急電車で、しかもなつかしいボンネット型である。そんな意図はないかもしれないが、ファンにはとっておきのサプライズである。

なごり雪の中、やがて、雷鳥8号が2分遅れで到着すると、ホームは写真を撮る人で大混乱である。大勢の人に見送られて雷鳥は大阪に向けて最後の旅に出た。

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特急雷鳥の思い出

2011-03-23 | 旅行・交通






3月12日のダイヤ改正で、大阪・富山間を走る特急雷鳥(485系)が姿を消し、サンダーバード(681・683系)に統一された。雷鳥といえば、サンダーバードと同じ料金なのに、時間もかかり、しかも古くさい車両(実際古いのだが)で、最近ではなるべく避けてきたものだ。

しかし、自分の思い出の中で、雷鳥は、大学時代に帰省する際のちょっとぜいたくな乗り物としての位置付けであった。当時は、まだ急行列車もいくつか残っており、貧乏な大学生は高価な特急になど乗れず、急行の「立山」、「ゆのくに」などで1時間以上も余分にかけて帰省したものだった。

北陸線では、同じ車両で雷鳥のほかに、名古屋や米原に向かう「しらさぎ」、「加越」、「きらめき」などが走っていたが、特に東京からの帰り、米原で新幹線から北陸線の特急に乗り換えると、明るい新幹線と比較して暗い車内にさみしい気持ちになったことを覚えている。

直流と交流が切り替わるデッド・セクション(現在は敦賀駅と北陸トンネルの間、かつては米原駅の手前であった。)で室内灯が一瞬消えて暗くなるのも、なつかしい思い出である。今の新型車両のサンダーバードではそのようなことは起こらない。

北陸のモノトーンの風景(特に雪の中)には、サンダーバードの白やシルバーは似合わず、クリーム色に赤のラインの雷鳥がよく似合っていたと思う。新幹線も金沢までしか来ないし、福井周辺では当分、サンダーバードの天下が続くことになるだろう。雷鳥最後の日のことは、また次回に。

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飛行機の条件付き運航とオーバーブッキング

2011-02-17 | 旅行・交通
先日、東京に行ったとき、帰りの小松便が「条件付き運航」になった。条件付き運航とは、到着空港が悪天候で着陸できないおそれがある場合、出発空港に引き返すか、近隣の空港に着陸することがあることをあらかじめ乗客に承知してもらった上で運航することをいう。

自分自身も何度か経験しており、経験的には特に冬場の小松空港ではかなり確率が高いように思う。一方で、実際に本当に引き返しや他空港着陸になった経験はなく、その可能性はかなり低いようだ。あらかじめ伝えておかないともめるからだろう。

本当に引き返した場合は欠航と同じで、払い戻しにはなるものの、ホテルの提供や他交通機関のあっせんなどはない。東京からの帰りはたいてい最終便になるので、ホテルの手配ができるかなど、かなり心配になるものだ。ちなみに、天候のせいではなく、機材の故障など航空会社の責任で欠航になる場合は、ちゃんとホテル代などが出るようになっている。

ところで、だいぶ前であるが、東京からの帰りの最終便が雪で条件付き運航になり、さらにオーバーブッキング(座席数より予約を多くとりすぎている状態)が大量に発生したらしく、翌日の便へ振り替えてもいいという人を重ね重ね募っていた。明日の便でいいよ、と申し出るとホテルが無料で提供され、さらに1人2万円(または相当のマイルで)がもらえるということであった。(今は少し制度が変わっている。)

応じれば家族4人で無料宿泊と8万円ゲット。8万円といえば航空券より高い。そのまま乗って行って引き返しだとホテル代は自腹で8万円は夢と消える。かなり心が揺れたがその日は年も押し迫った12月30日。大晦日になってしまうし、翌日も欠航の可能性がないとはいえない。結局あきらめてそのまま搭乗し、小松空港に無事着陸して夢は終わった。

電車が止まったときの振替え輸送はできないのか

2010-12-07 | 旅行・交通
鉄道ネタが続くが、事故やトラブルで電車のある路線が止まると、たいてい並行する他社の路線(あれば、だが)に振替え輸送が行われる。止まった電車の定期券やきっぷがあれば、振替輸送票と引き換えてもらい、他社の路線にそのまま乗車できるのだ。

たとえば、京阪神では、JRが止まれば並行する阪急、京阪、阪神に当然のように振り替えがあるし、その逆もある。首都圏などでは、あまり並行しているといえないような状況、すなわち、かなり大まわりになる状況でも振替え輸送がされている場合も多い。

福井でも、福井鉄道福武線の全線(福井・越前武生間)とJR北陸線の福井・武生間はほぼ完全に並行している。どちらの駅も利用できる人は多いのではないだろうか。また、えちぜん鉄道三国芦原線も、完全に並行ではないが、JRの福井・芦原温泉間に近いところを走っている。

ところが、福井では、JRが止まっても定期券やそのきっぷを振り替えて福井鉄道やえちぜん鉄道には乗れない。逆も同じである。特に定期券の場合は、1日ぐらい止まっても払い戻しや期間延長などはないので、振替え輸送がないと自腹で他社のきっぷを買うことになってしまう。

鉄道会社としては、振替え輸送してもらった会社にその分の費用を払わなければならず、持ち出しになってしまうのでイヤだと思うが、ここは利用者のためにがんばってほしいところである。

祝・東北新幹線青森開業~うらやましいぞ、青森

2010-12-05 | 旅行・交通
東北新幹線が、12月4日に、新青森まで開通した。東京から新青森までわずか3時間20分である。3月には「はやぶさ」の投入でもう少し早くなる。青森といえば、昔、日本海縦貫線を一晩かけてたどり着いたことがある。津軽海峡冬景色でもわかるように、北の果てのイメージである。その青森が、東京からだと福井までより早く着くというのだ。なんとも革命的である。

福井ではテレビCMもはいらないのであまりなじみがないが、JR東日本では、新青森開業に合わせて「マイ・ファースト・アオモリ」と題して大々的なキャンペーンが繰り広げられてきた。三浦春馬、槇原敬之などを起用したおしゃれで美しいビジュアル。本当に青森に行きたくなる。JR東日本のホームページでも見ることができるのでぜひごらんください。
http://www.jreast.co.jp/myfirstaomori/index.html

青森はいま盛り上がっているそうだ。うらやましい限りである。3年先、金沢も富山もきっとそうなるのだろう。北陸大キャンペーンである。北陸新幹線に乗って、「マイ・ファースト・北陸」。北陸じゃなくて、金沢か。金沢で乗り換えてからの目的地など、キャンペーンには取り上げられないだろう。どうせ乗り換えるなら能登に向かうと思うし。

福井は、やはり取り残されてしまった。自分は乗らないからいらないとか、客が県外に取られてしまうとか、嶺南の発展のために若狭まわりにしろとか、好き勝手なことを言っているうちに。福井駅東口のコンクリートの廃墟は、そのとき何を語るのだろうか。

湖西線のウィークポイント

2010-12-02 | 旅行・交通
JR湖西線は、琵琶湖の西側を通って北陸と京都・大阪を結ぶ重要な路線である。開通したのはずいぶん前だが、それまでは米原を経由しなければならず、開通により20分ほど短縮されたのを覚えている。

そのおかげで、知らない人にはびっくりされるのだが、特急サンダーバードが時速130キロで走り、福井・京都間は1時間20分、福井・大阪間は1時間50分である。福井といえば遠いイメージを持たれるかもしれないが、都会なら通勤時間ぐらいの時間で到着する。ちなみに、このサンダーバードは閑散とする時間帯を除き、1時間に2本走る。

しかし、この湖西線も大きなウィークポイントがある。とにかく風に弱いことである。ちょっとした風ですぐ止まるのである。近江舞子駅付近が特に弱いようだ。この止まる回数が結構多く、体感としては週に1回はあるようにに思える。実際、冬場などはもっと頻繁で、2日連続で止まったりもする。湖西線が止まってもほかは動いているのだから、やはり湖西線の問題だろう。

湖西線が止まると、特急サンダーバードは米原経由で迂回運転をするのだが、これがかなり時間がかかる。公式には30~40分の遅れと発表されるが、経験から言うと琵琶湖線の電車に前をふさがれたり、米原駅でJR東海との調整が必要だったりしてかなりイライラする。

北陸新幹線の敦賀以西のルートははっきり決まっていないが、やはり湖西線を活用するのが現実的であると思う。しかし、この状況ではなんとも当てにならない新幹線になってしまう。風による転覆事故が相次ぎ慎重になっているのだろうが、防風壁を設けるとかなんとか改善が必要だろう。(写真は湖西線ではありません。)

JRのお客様の声と労働組合の役割

2010-11-27 | 旅行・交通
先日、北陸線の某駅で、チラシを受け取った。利用者アンケート(それは知らなかったのだが)を実施した結果とのことで、「金沢支社は新型車両の両数を増やせ。9割を超える利用者が不満。」と書いてある。新型車両とは、今年3月から本格的に導入された521系電車で、その際、編成が6両の電車は4両に、3両は2両に、あわせて座席定員は半分以下になったものである。

チラシの発行元は、国鉄労働組合、いわゆる国労である。国鉄時代は、国労と動労といえば2大勢力(それ以外にも穏健な組合はあった。)で、当局も彼らを無視しては何もできなかったようだが、JR民営化できわめて静かになり、失礼ながらもうなくなったのかと思っていた。

労働組合といえば、自分たち社員の処遇の改善を会社側に訴え、争うだけが役割だと思っていたが、こういうアピールの仕方もあるらしい。「皆さんの意見・要望を基に金沢支社と交渉しました。」と書いてある。こうした問題は会社の中で議論すればいいのではないかと思うが、組合のイメージアップ戦略だろうか。

それにしても、編成減少、座席定員減少による影響はきわめて大きく、チラシの趣旨には激しく同意である。せっかく新型車両を投入してこれだけ批判を浴びるのも珍しい。新聞にも何度か取り上げられたがJR西日本は知らん顔である。ラッシュ時間帯はもちろん、昼間も座れないことが多く、JRもこれだけの乗車率なら大儲けだろう。チラシによると、残念ながら少なくとも3月改正までは放置されるようだ。

紅葉ピークの京都へ行ってみた

2010-11-22 | 旅行・交通




昨年に引き続き、紅葉ピーク(と思われる)の休日の京都に行ってきた。もちろん、この時期に直接車で乗り入れるなどという無謀なことはせず、パークアンドライドである。昨年も書いたが、浜大津の駐車場は一日500円で停められ、渋滞とは無縁である。(ちなみに哲学の道入口の駐車場は1時間800円である。)

朝10時前、浜大津駅隣接の駐車場は余裕があったし、京都方面行きの京阪電車も座れた。バスは時間が読めないので基本的に電車の駅から歩いて行けるところを目指すことにしている。京阪京津線だと蹴上、東山あたりが近くに紅葉の名所が多い。

京都の町はそれほど広くなく、混む区域と道路はだいたい見当がつくため、行き先や経路を選べばタクシーも利用価値がある。本当の街中は割りと(いつも程度に)空いている。タクシーを拾える場所というのが重要であるが、みんなが乗り捨てる場所を狙えば何とかなるものだ。飲食も観光客向けのところを避け、中心市街地に戻ってとると比較的ゆっくりできる。

肝心の紅葉だが、寺院なども境内や堂内はさすがに混んでいるものの、紅葉を見れないほどではない。そしてその紅葉はまさに今ピークなのであるから言うことはない。昔、車で行って京都東インターや京都南インターから京都にはいるのに何時間もかかったことを考えると、情報収集と創意工夫は重要である。(写真は南禅寺と永観堂)

沼津港魚市場の集客パワー

2010-11-13 | 旅行・交通
伊豆旅行の帰りに、沼津港の魚市場に寄ってみた。昼食をとるつもりで軽い気持ちで立ち寄ったのだが、駐車場もいっぱいでとんでもない混雑である。伊豆のどこでもこれだけの人だかりは見なかったのに。

本来の魚市場の周りに一般向けの食堂や魚屋などが多く集まり、にぎわいを呈している。規模はだいぶ違うが築地の場外市場のようなものだ。驚くことに東京から直行バスも出ており、団体客も多い。やはり、市場というのは人を引き付けるものがある。

沼津といえば、桜エビ、しらす、あじのたたきが名物ということで、桜エビのかきあげ丼や、しらす丼などに人気が集まっている。また、物販では、各種の干物が中心である。

ちなみに、桜エビのかきあげ丼を食べたが、確かにおいしいものの、それだけなので途中でちょっと飽きる。店を見ると、どうも桜エビは韓国産が多く、地元産(由比)の桜エビはその倍ぐらいの価格になっている。

ところで、ざっと見た限りであるが、食堂、物販ともここは加工品や干物が中心で、いわゆるナマモノの鮮魚があまりない。もし福井にあればエビ、カニ、ブリなどを使って海鮮丼を食べたり、お土産にでき、さらにパワーアップできる。やはり福井に市場を作ろう。

伊豆半島に鉄道の魅力を見る

2010-11-09 | 旅行・交通
伊豆半島に行ってきた。伊豆には東海岸に伊豆急行(熱海から下田まで)、中央部に伊豆箱根鉄道(三島から修善寺まで)という2つの私鉄が通っている。いずれも東京からJR線(特急踊り子号)が乗り入れている。

電車に乗るために行ったわけではないが、伊豆急行の伊豆急下田駅と伊豆箱根鉄道の修善寺駅を訪れ、一部区間を電車にも乗車した。伊豆半島は意外と奥が深いうえに山間部が多く、道路事情があまりよくないこともあって、電車の利用価値が高く、運転本数も多い。

ところで、駅のパンフレットで知ったが、伊豆急行では、「伊豆急全線ウォーク」というのを実施している。それぞれの駅の間を歩くイベントで、駅で入場券を買って、途中にあるスポットでクイズに答え、次の駅まで歩くと一区間歩くごとにファスナートップやバッジがもらえる。駅ごとにデザインが違うので収集意欲が高まり、参加者は6000人もいるそうだ。

今回は時間がなくて参加はできなかったが、なかなかおもしろいイベントである。別に伊豆のイベントだからといって観光地ばかりを巡るわけではなく、ごく普通のルートもたくさんある。無人駅が多く工夫はいるが、一部区間だけでもいいので福井県内の鉄道でも検討してみてはどうだろうか。クマには気をつけなければいけないけどね。(写真は伊豆急下田駅で)