欧米で特に欧州で、絶大な人気を誇る日本アニメに日本人が馴染みが薄い作品がある。エルフェンリートと言う作品だそうだ。http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51617317.html
差別とその復讐、許しをテーマとした重い作品である。なぜこの作品が欧米、特に欧州で人気なのであろうか?
考えるに米国は移民が当り前の国家であることに対し、欧州は歴史的に移民を受け入れ難い社会である。その差別に対することに起因するストリーに、人間の明暗部を見つめていることが支持されている原因の一つであろうと推測する。
グロくエロい画面もこのストリーの重さに日本ではそれ程の評価が上がらなかったのであろう。
しかし、移民が騒がれている現在、この差別について考える必要がある。日本社会に正規の方法で帰化し馴染もうとする移民と、自分たちの国家を日本国内に作ろうとする移民や工作員としての移民とは区別する必要がある。
欧州は、移民問題が綺麗ごとではすまないことを歴史的に知っている。そしてその暗部も充分すぎるほど知っている。カチンの森の大虐殺もナチスが行ったことに長年されてきたが、ポーラン系住民が行った虐殺であることが近年証明された。一般人がその加害者であった。一般市民による数万人単位のユダヤ人虐殺が行われたのである。
移民に賛成の方は、この人間の暗部を見つめたことがあるのか?現実の欧州の問題を見つめたことがあるのか?ドイツでは旧東ドイツでネオナチによる外国人排他の動きが強い。仏国も旧植民地のアフリカ系や中東系住民との軋轢が酷い。
まだ、移民先の宗教や風習に馴染もうと努力する移民は救い様がある。しかし国家内国家を作ろうとする移民が増加すれば、元々いた住民との軋轢は否定できない。
治安の悪化が移民の多い国では避けられない。日本でも婦女暴行殺人による死刑囚の6割以上が在日韓国人や在日朝鮮人である。この事は警察庁長官が国会で発言している。
日本のマスコミはこの件を報じない。これが「編集権」の行使と言うものであろうか?故にフランス国営TVに「日本のマスコミは中韓に食い込まれている」と言う特番を報じられる。違うのであれば正式に抗議しては如何か?
話をエルフェンリートに戻すが、このOPも絶大な人気を誇り、教会で演奏されている。
司教たちはこのアニメの内容を知って許しているのであろうか?もし知って許しているとしたら、キリスト教の懐の深さに驚く。
http://snn.getnews.jp/archives/274775
しかし、国家権力が悪役と言うのは70年代に多いパターンである。それも懐かしい。