知り合いの若い女性が、イギリスに留学するという話を聞いて、
約30年前の4ヶ月間滞在したイギリスを懐かしく思い出した。
田舎町の林の中にあるゆったりとした住宅地で、
小さな湖の側の、『3匹の子豚』のお話に出てくるような、
レンガの小さな家に住んだ。
その家の持ち主は、老貴族夫人で老人ホームに入っていた。
貴族のご主人は、亡くなっていたが、インドに軍隊を率いて駐留した経験があり、
その時のインドの悲惨さに心を痛めて、引退し、広い屋敷を親族に譲り、
この質素な家に隠遁したのだと、隣のおばさんが教えてくれたっけ。
そのころは、その町では東洋人は珍しく、用もないのに子供達が私を珍しがって、
ただ話したいだけで、「今、何時?」と聞いてくる。
そうとも気づかず、腕時計をしていなかったので、わざわざ近くのコインランドリーまで子供たちを連れて行って、
時計を指射して教えたつもりになっていたっけ。
私の噂を聞いて、訪ねて来た女性の英語が聞き取りづらくて、
「隣のおばさんの英語が一番だ。」と言ったら、小学校の国語(つまり英語)の先生だったけ。
気を悪くしたのか、それっきりだった。
八百屋さんのお兄さんは、日本から来たというと、おまえの国から輸入したものだと中国産の胡桃を勧める。
説明すると、日本は中国にある思っていたと驚いていたっけ。
こちらは、もっと驚いたけど、
世界地図の端にある小さな島が、大陸にある大きな国の一部と思われても仕方ないかと思った。
そこの八百屋には、「サツマ」というオレンジがあったっけ。たしかにポンカンだった。
その町には、特に観光する場所もなく、ちょっと遠出をして何かを見て来ようと、
行ったのが、なぜか、ストーンヘンジだったっけ。
どういうものか良く解からなくて、人も少なかったので、石が大きかったなあという印象しかなかったっけ。
その後、10年ほどして家族と再訪して隣人の家に2泊させてもらった。
その時も、ストーンヘンジになんとなく行ったっけ。
今でも、その面倒見のいいおばさんと、フランスにあこがれていた素敵な近所の奥さんのふたりとは、
クリスマスカードを交換しているのだが、懐かしくて遠いイギリスである。
約30年前の4ヶ月間滞在したイギリスを懐かしく思い出した。
田舎町の林の中にあるゆったりとした住宅地で、
小さな湖の側の、『3匹の子豚』のお話に出てくるような、
レンガの小さな家に住んだ。
その家の持ち主は、老貴族夫人で老人ホームに入っていた。
貴族のご主人は、亡くなっていたが、インドに軍隊を率いて駐留した経験があり、
その時のインドの悲惨さに心を痛めて、引退し、広い屋敷を親族に譲り、
この質素な家に隠遁したのだと、隣のおばさんが教えてくれたっけ。
そのころは、その町では東洋人は珍しく、用もないのに子供達が私を珍しがって、
ただ話したいだけで、「今、何時?」と聞いてくる。
そうとも気づかず、腕時計をしていなかったので、わざわざ近くのコインランドリーまで子供たちを連れて行って、
時計を指射して教えたつもりになっていたっけ。
私の噂を聞いて、訪ねて来た女性の英語が聞き取りづらくて、
「隣のおばさんの英語が一番だ。」と言ったら、小学校の国語(つまり英語)の先生だったけ。
気を悪くしたのか、それっきりだった。
八百屋さんのお兄さんは、日本から来たというと、おまえの国から輸入したものだと中国産の胡桃を勧める。
説明すると、日本は中国にある思っていたと驚いていたっけ。
こちらは、もっと驚いたけど、
世界地図の端にある小さな島が、大陸にある大きな国の一部と思われても仕方ないかと思った。
そこの八百屋には、「サツマ」というオレンジがあったっけ。たしかにポンカンだった。
その町には、特に観光する場所もなく、ちょっと遠出をして何かを見て来ようと、
行ったのが、なぜか、ストーンヘンジだったっけ。
どういうものか良く解からなくて、人も少なかったので、石が大きかったなあという印象しかなかったっけ。
その後、10年ほどして家族と再訪して隣人の家に2泊させてもらった。
その時も、ストーンヘンジになんとなく行ったっけ。
今でも、その面倒見のいいおばさんと、フランスにあこがれていた素敵な近所の奥さんのふたりとは、
クリスマスカードを交換しているのだが、懐かしくて遠いイギリスである。
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