躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

キュウリ

2010-06-18 20:38:23 | Weblog
とうちゃんが、
「こんな暑い日は、きゅうり塩もみがたべたいなあ」と言う日が、
何度かあったものだから、
仕方なくキュウリを直売場で買ってきた。

1本塩もみをして出したけど私は食べなかった。
とうちゃんは少し食べて、残した。
買ったキュウリはとても食べれないと。
そりゃあ、今のキュウリは絶対にハウスもの(温室栽培)で、美味しいはずがない。

太陽の光は温室のビニール越しにしか当たっていなくて、
化学肥料の連作で土は死んでいて、その上(というより、だからこそ)、閉鎖されたハウス内で農薬必須のキュウリは、
可哀想に、人間でいえば、生まれたときから延命装置をつけられ、
点滴と投薬で一生を終わるようなものだ。

以前、温室栽培のキュウリ農家で、ビニールウスを覗かせてもらってから、
季節はずれのキュウリが口にできなくなった。
全く生命のない土が痛々しく、それでも生えているキュウリがなんとも気持悪かったのだ。

近くの農家の自家用キュウリは、温室内で早めに芽を出させて育苗し、
ある程度大きくなったところで屋外の畑に植えつけている。
それでも、今、やっと花が咲き始めたところだ。

私の畑のキュウリといえば、
去年のキュウリを完熟させ、そのまま埋めておいた所から、
自然の温度に任せて勝手に芽を出したので、未だ高さが15センチくらいだ。
今年は天候不順だから余計に育ちが悪い。

そして、私たち人だって、同じように天候不順は身体に影響を受けているはず。
だから、少しくらい暑い日があったって、
まだキュウリを食べる季節ではないのだと思うのです。