躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

カマキリの脱皮 (1)

2008-09-12 14:33:14 | Weblog
写真:とうちゃん

昨日の朝、とうちゃんと食事のミニトマトを探しに畑へ出た。
探しにっていうのは・・・
勝手に生えてきたブラジルミニトマト、放っておく方がよくできる。
だけど、枝が地面を這うよう育つので、実が葉の陰になって見えないことが多い。
で、枝をかき分けて探す。
元気よく生い茂ったサツマイモの葉の海のド真中にも元気なミニトマトが1本勝手に育っていて、
これはお手上げ。

と、そんなことはどうでもよくて、
トマト探しの(なくし物探しも)下手糞なとうちゃんが、
畑の隣の空き地で、
セイタカアワダチソウの葉にぶらさがって脱皮中のカマキリを発見。
この人、いつも虫の面白場面に出くわす。
虫の神様に好かれて呼ばれてるのかも。

カマキリはすでに頭の部分は出ていて、両鎌(両手)を脱皮している途中だった。
当り前だけど鎌のぎざぎざまで殻(元の皮膚)と同じようについている。
その殻から身体の一部づつ出しては、乾かしながら、次の部分を脱皮していくので、
ゆっくりだ。

大きな昆虫も食いまくる恐ろしいカマキリ君も、
脱皮中はダランとひ弱な存在。
新しい皮膚は、薄緑の、それはそれは綺麗な色。
そこに、偵察をして次々と葉っぱを歩き回る蟻がやってきた。
カマキリが葉っぱに引っ掛けている脚をチクと射したらしい。
かまきりは逆さにぶら下がったままで大暴れした。
まだ柔らかい皮膚なので痛さがまともにくるのか、
蟻が噛むと人間でも痛いからなあ。
こんな無防備な時は、蟻1匹にでもやられてしまいそうだ。
先日、両鎌(両手)の脱皮の段階(丁度今日見始めたのと同じ段階)の途中で木から落ちて、
身体がぐにゃりと曲がってしまい、無残にも蟻の餌食になったカマキリを見ていた。

心配なのもあって、脱皮終了まで見守ることにした。
30分以上かな。
それも途中からだったから、最初からだと1時間余り?
(時計を持っていなかったので、感覚的です)
細い細い触角や長い脚まで全部脱ぐんだよ。
たったひとりで、誰の手も借りずに。
最後のお尻の皮がはずれた時は思わず
なんとも感動のひととき。
自然はすごい
自然そのものが創造主だと思った。
つづく