躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

マメ

2007-12-05 21:12:35 | Weblog
写真:とうちゃん


地代を払って借りている畑は3ヶ所。
そのうちの2ヶ所は同じ農家からだ。
今年だけのつもりで新しく借りた畑がそのうちのひとつ。
地代はいらないと言われたけど、
そういうわけにも行かないだろうと思って、
以前から借りている畑と同じ金額を持って行った。
それで、2ヶ所で20,000円。
別の農家から1箇所借りていて、そこは7,000円。
結局3ヶ所全部で27,000円也。
お野菜買った方が・・・と、考えない!(笑)

支払いに行った最初の年,
おじいちゃんが、「地代」を「小作料」と言ったのには少し嫌な気分だった。
わたしゃ小作人?・・・ま、そういうことだけど。(笑)
まだこの辺では「小作料」と言うらしい。

今年は若夫婦(といっても私たち夫婦と共々同い年)にお支払いした。
今年だけの(つもりの)畑で、小豆が8キロも採れたと話したら、
「すごいな、大変だったろう?小豆はマメ(洒落ではないよ)じゃないと採れないんだよ。」
へ~~、生まれて初めてマメだなんて言われた。
修行と努力とマメとは無縁の人生してたのに。(笑)
こんなぐうたらのどこがマメなのか。

でも確かに、小豆の収穫は大変だった。
同じ木に生っていても一斉に熟さないので、
茶色に熟した莢だけを採る作業を、何度もした。
その度に腰が痛くなった。
そして、その都度、乾かして莢を叩いて豆を出す。
虫をつまみ出しながら、何日か干す。
これも何回かになる。
やっと採り終った小豆。
でも、4分の1くらいは、虫食いだ。
やれやれ。
農薬をかけたくなる気持も解かる。

マメだなんて誉めてもらって良い気持。
と、おもいきや、
虫食いのをきれいに取り除いておかないと、
保存中に虫が発生するそうだ。
あらら、あのたくさんの8キロの小豆を一粒ずつ選り分けていく作業が、
まだ残っているわけだ。
「マメ」の道は険しい・・・これはシャレ。さぶ。(笑)