(つづき)
音楽なバス停、「
琴」「
太鼓」「
シンバル」「
音」「
ハーモニー」「
声」「
ドラ」「
笛」「
歌」「
調(ちょう、あるいは、しらべ)」「
ギター」「
テクノ」「
メロディー」「
レコード」「
曲(きょく)」「
ロック」「
ラッパ」「
ミソ」「
サンバ」に続いては、熊本市で結成された「バンド」。
車内から撮ったので非常にわかりにくくて申し訳ないのだが、写真のバス停は「帯山中学校前」である(「帯」は「バンド」というよりは「ベルト」でしょうか…??)。
このバス停には、福岡と熊本を結ぶ高速バス「ひのくに号」も停車する。
このバス停に停車するのは、自衛隊前経由の「スーパーノンストップ(SNS)」以外の便であり、一般的には「植木インター経由」という呼び方が用いられている(SNSというのは、ソーシャルネットワーキングサービスの略語として認知されているようだが、私にとっては未だにスーパーノンストップである(笑))。
もともと、この「植木インター経由」は「ノンストップ」という位置付けだったのだが、一昨年秋のダイヤ改正で「広川」にも停車するようになって「ノンストップ」という“称号”が外れ、今年3月の
九州新幹線全線開業に合わせた改正では「菊水インター」に、そしてさらに7月の改正では「鹿央」と「八女インター」にも停車するようになり、もはや「ノンストップ」の面影はなくなっている。
かつて
「鹿北道の駅」を取り上げた際には、
“2011年に九州新幹線が全線開通したら、現在一日100往復が運行されている「ひのくに号」も大幅な見直しが行われると思われる。高速道路の開通、福岡都市高速の開通&延伸などで、常に発展してきた「ひのくに号」だが、ここにきて大きな曲がり角に直面しようとしている”と書いたし、
近くの「東京塚」を取り上げた際には、
“九州新幹線の全線開通をにらみ、この先、新幹線への流出阻止を画策する動きがもっと活発化するかもしれない”
と書いたのだが、これらはいずれも、「九州新幹線全線開業→ひのくに号衰退」という構図を思い描いてのことだった。
しかし現実には、鉄道の運賃が高くなったことで高速バスの競争力が向上し、九州新幹線全線開業後、「ひのくに号」の本数は大幅に増えている。
なお、「植木インター経由」の「ひのくに号」は、高速道路の途中で「植木インター」というバス停に停車するという意味であり、「植木インター」から高速道路に乗る訳ではない(「植木インター」経由が高速に乗るのは「熊本インター」)。
福岡と北九州を結ぶ「
なかたに号」「
ひきの号」「
いとうづ号」などは、「福岡インター経由」と表記される場合があるが、これは「福岡インター」から高速に乗るという意味であり、「福岡インター」というバス停には停車しない。
このへんを厳密に言い出すと、結構ややこしい問題になってくる(福岡~北九州については、かつての「古賀インター経由」との併存時代の名残りという面があると思いますが)。
(つづく)