とんびの視点

まとはづれなことばかり

少しずつランナーに戻れれば

2019年05月17日 | 走ること
今日は予定していた仕事がキャンセルになり、家で過ごすことになった。掃除や雑巾掛け、洗濯物、猫の世話などの家事をやったり、後回しにしていた仕事に手をしたり、ふだん時間が取れず等閑にしていたことに手を付けた。このブログもその1つだ。書こう、書こうと思いつつ、時間が取れずに放置していた。

ランニングについて軽く書く。ここ5年ほど腰を痛めて本格的なランニングが出来ないでいる。日常的に走ってはいるが、かるいジョギング程度だ。月間の走行距離としては100km前後だ。今年も4月までの合計は380kmちよっとだ。これではランナーとは言えない。ジョガーだ。

しかし、5月に入ってから少しランナーっぽく走れている。ゴールデンウィークの後半はランニングを中心にしたからだ。1日12kmを6日間続けた。かつては12kmなど何ともなかった。疲労も筋肉痛もない。いい汗をかいて気分もリフレッシュ。そんな感じだった。しかし今回は違った。そもそも走るのに時間がかかる。以前は普通に走れば70分もかからなかったが、1時間半以上かかった。腰を気づかってというのもあるが、増えた体重と落ちた走力や心肺機能のせいだろう。一歩ごとに、体が前に進むというより、地面に落ち込んでいく感じだった。(実際、この落ち込みは腰への負担になる。)

当然、疲れ方も違う。かつては仕事や思索で頭が詰まったときの気分転換に走れた。今回はそんな余裕はなく、筋肉痛や疲労、しばらくしてから睡魔に襲われた。走り終わり、シャワーを浴びて、マッサージ器で脚をケアする。その後、1、2時間眠ることでやっと体の疲れも取れる感じだった。走ってから復活するのに半日を要する。長い休みが続かないと出来ないことだ。それでも、日を追うごとに少しずつ走力は戻り、反比例するように疲労も減っていった。ゴールデンウィークが終る頃にはランナーっぽさが少し戻ってきた。(体が少し前に進むようになった。)そういうわけで今月は124km走っている。距離的には悪くないペースだ。後はピードを少しずつ取り戻せるかだ。

今日は仕事がキャンセルになったおかげで、予定より長い距離を走った(5kmから9kmに変更)。土手を走りながら、いろんなことが頭の中をぐるぐるした。仕事のことを考えていたらいつの間にか別のことになったり、土手で芝刈りをしている人たちを見て最低賃金のことを思ったり、緑の柳が心地よかったり、いろいろだ。そして思い出した。昔、自分がランナーだった頃、日々、ブログを書けていた。走りながら書くことを考えていたからだ。(決して直線的な思考ではない。考えているつもりが別のことが頭に浮かび、また考え直してはぐるぐるする。長い距離を走れたから出来ることだった。)走ることで身体と頭の両方をメンテナンスしていたのだ。

長い距離を走れなくなり、いつのまにか、そういうことを忘れていた。忘れていることに、気付けなくなっていた。そういうことが「ない」ことになっていた。そして長い距離を走ることで思い出せた。自分にとっては大切なことかも知れない。忘れないために、今日はそのことを書いておこうと思った。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 環境にやさしい | トップ | とにかく走る、とにかく書く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

走ること」カテゴリの最新記事