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「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

モノトーンの世界

2022年06月18日 | 今日のお仕事 
今日受けた生徒からの質問。↓↓↓
「昔の写真て白黒だけど、世の中も白黒だったんですか?
ん?どういう意味?

どうやら、白黒写真の時代は、建物とか外の風景をはじめ
服もモノトーン、顔も?モノトーンだったかも?と思ったらしい。
そんなわけないでしょ!!
中3にもなってそんなこと言う!?

写真もテレビも、昔は白黒だったわけですが
それはカメラの性能の問題で、現実世界がモノトーンだったわけがない。
平安時代の絵巻とか、江戸時代の浮世絵とか、カラフルじゃないですか!
聖徳太子の時代の冠位十二階だって官位の等級を色分けしてたって話でしょ。
なのに、明治以降、急に世の中が白黒になったと思う?
と言ったら、「あ、そうか」とわかってくれたけれども!!
肌色が灰色で、血は真っ黒だったかも、とチラと思ったらしい。

しかも、それを言い出した1人に対して
他の生徒たちも「オレもそれ思ってたー。」と同調するのが
さらに驚きでした。

子どもの発想ってわからんなあ。
当然わかっている、知っていると思っていると
とんでもないことになりそうだ。