「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

ひっそり実施

2020年04月29日 | 今日のお仕事 
実は今週は中3クラスの三者面談をしています。
例年この時期にやっているのですが
休業要請が出たのでどうするか考えた末
授業をやめた分の時間の余裕を逆手に
感染症対策が十分にできると考えての実施です。
もちろん希望制。

当塾のいちばん大きい教室(机を最大30並べられる。今は半減)に
たった3人。窓を開け、ドアを開け、換気扇を回し、エアコンも付けて
マスクも付けて数十分。
1組の面談が終わってから次の面談までかなり時間を空けたので
アルコールで机を拭いてノブを拭いて手も拭いて・・・を今日は3回やりました。
面談が少し延びても、面談者が時間より少し早く来ても
すれ違うことがないように、設定時間を工夫し
待合室も設けず、かなりゆったりとしたスケジュールでした。
 
都会の塾のイメージなのか
「狭い密室でひしめくように生徒が座り、講師が唾を飛ばして授業する」
と思っている方がいらっしゃったら、当塾は違います、とハッキリ言いたいです。
不特定でも多数でも密でもありません。

ただし、これは現在、市内に感染者がいないからできたことだと思います。
新潟市のような状況だったら中止していました。

今回の面談も希望制としましたが、欠席される方がごく少数で
こちらのほうが驚いています。
欠席者が多ければ堂々と休めたので・・・。

やはり受験生の保護者とあって、受験生本人よりも
休校による学力低下の危機感が強い方が多かったです。
休校中に塾の授業を続けることについて否定的な方もいるだろうし
今後どのようなやり方を望まれるか、やんわりと聞いたのですが
ほとんどの方が「塾は休まないでください!」とおっしゃっていました。
学校が休みなのも不満+不安の様子。
学校での進路指導もどの程度あるのか心配されていました。

流行っているのは都会なのに、田舎も同時に休校。
流行らせているのは大人なのに、大人は外へ出られても
子どもは出られない。
田舎の小中学校なんて教室ガラガラだし
排気ガス入ってこないから窓全開できるし
感染者がいなかったら授業してもよさそうだけどなあ。

今回の面談は、いつも以上に保護者の不安の声を聞きました。