「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

時間が全てではないが

2014年12月18日 |   中3 
中3クラスでは、授業中の集中力にどんどん差が出てきています。
家庭学習の量と質が如実に表れているものと思われます。

実は昨日、明らかに家庭学習ができていない生徒を数名呼んで
英語の勉強会を開いたのですが、知識がほぼスッカラカンの生徒がいて焦りました。
聞くと、「少しは勉強してる。」と弁解するのですが
内容までつっこむと、どうやら彼の言う勉強とは、答えをチラチラ見ながら問題を解く(=解答を書き写す)
ことであり、それ以上でもそれ以下でもない。
つまり、覚えたことの確認をしているわけでもないし、覚えていないことを覚えようとしているわけでもない
ただ、答えを書き写して勉強をした気になっているだけ。
書いたことを少しでも覚えていればまだいいけれど、覚える気がさらさらないもんだから全く覚えてないし。
その作業を「毎日30分くらい…するときもある」と言われても…。
あれだけ三者面談のたびに勉強方法を説いてきたのに、こんなもんか~。とガックリきました。

こんな調子なので、模擬テストでも志望校合格確率40%未満なのですが
にもかかわらず、落ちるかもしれないとは思ってないのがオドロキです。

そして、さらに驚いたのが、こういう生徒に向かって、学校の先生が
「冬休み中は毎日7時間以上勉強する」という約束をさせたというハナシ。
ハードル高すぎ!! 今現在30分以下なのに!?
「はい」と言わないと願書を受け取らない、ということだったらしいです。
確かにそれくらいの気持ちで必死に勉強しないと難しいのはよくわかるんですが
達成ほぼ不可能な目標設定に疑問を感じました。
ひょっとしたら先生からの「合格はムリです」というメッセージなのかも…?

その生徒には、目標時間の半分以上は冬期講習会の授業も含めて塾でやるとして
残りの数時間は家でもしっかりやるんだよ?塾でやった問題が家でもう一度できるか試してごらん。
とアドバイスしましたが、そして、とりあえずその気になってはくれましたが
果たして実行してくれるかどうか…。 三者面談のたびに、この繰り返しだったし…。

とにかく、この冬休みに勉強習慣をつけないと、もう間に合いませんよ!!