「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

大きな変化

2014年03月31日 | 今日のお仕事 
先週末、平成27年度県立高校入試の学校独自検査の概要が発表されました。

一般推薦がなくなったかわりに、一般入試で5教科以外の試験が増える!?
ということで興味津々だったのですが
思った以上に多くの学校が参加し、思った以上に問題が難しそうで、嫌な予感しかしません。

試験が2日間になる、ということは自宅から遠い学校を志望する生徒はそれだけでタイヘン。
そのうえ、2日目の試験は、英文or数学の論理的問題、または日本文による読解+作文問題、または面接
という客観的に点数をつけるのが難しい課題。
英語と国語に関しては、既存の入試問題で十分読解力表現力を評価できると思うから
こんなの受験生と丸付けをする高校の先生にとって負担でしかない。
まあ、中学校でそこまでの受験対策をするのはむずかしいだろうから
一部の塾がこれをネタに単科授業で一儲けするんだろうなあ。
ウチはわざわざ単科にせず、今までの授業の中に組み込むと思うので
英語と国語を担当している私は今から青ざめています。

このたび終了となった普通科の推薦入試制度は、結局失敗だったわけだけど
コレもまた失速しそうな気がします。
そもそもこんなことで新潟県の学力が上がる気がしない。学力格差がどんどん広がるだけ。

そうはいっても塾としてはこの入試制度に対応していかなければならないわけで
新年度早々ブルーな気分です。