「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

「藤城清治 光と陰のシンフォニー」

2011年10月02日 | 今日の出来事 
今日は万代島美術館へ、ずっと気になっていた
「藤城清治 光と陰のシンフォニー」展を見てきました。

とてもかわいらしくてどこか懐かしい感じの影絵が200点以上。
どれもものすごく細かくて手が込んでいて
今なお新作を作り続けているという作者が
祖父より年上の80代後半と知ってビックリ

絵本のストーリーを追って展示されていた作品の中でも
『旅をした鬼のはなし』といい
アンデルセン原作の『ぶどう酒びんのふしぎな旅』といい
太田光原作の『マボロシの鳥』といい
必ずしも「めでたしめでたし」と手放しで喜べる結末ではない物語に
説得力と暖かみを与えているように思いました。

それから、水槽や鏡を使ったものや、動く影絵があったのは新鮮だったなあ。
新潟県内の風景の影絵がけっこうあって
万代橋や市内中心部の絵には人だかりができていました。

スゴイ!と思う作品もあれば、ジーンと胸が熱くなるような作品もあって
とても見応えがありました。

ロングランとはいえ、そろそろ会期が終わるし
人気の展覧会と聞いていたので開館ちょうどに行ったのですが
やっぱり混んでいました。
老若男女ベビーカーを押す人もいて、展示会場内だけでなく
ミュージアムショップも大混雑。
でも、やっぱりポストカードは買ってしまいました。


じっくり見て回ったので、会場を後にしたのはお昼近く。
「芸術の秋」を感じた大満足の展覧会でした。