「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

ぼやき

2009年09月15日 | 今日のお仕事 
小中学校ともに、ここ数年間、同じ指導要領のもとで
同じ教材を使った授業が行われているわけですが
年々生徒の質が落ちているように感じます。

ウチの塾に来ている生徒たちだけをみた感想ではありますが
特別できる生徒がいるわけでも、問題児ばかり集まっているわけでもない
フツーの塾なので、きっと一般的に見てそうなんだろうと思います。
特に中3→中2→中1→小6と、学年が下がるにしたがってひどい。

小6国語で、漢字練習が20分持たない生徒がけっこういるなんて
今までちょっと無かったです。
5分もしないうちに「疲れたー」「面倒くさい」と言い出し
気がつくと落書きをしているなんてタイプが数名います。
学校や家でもこんな調子で集中できないんだろうなあ。
これじゃあ基礎学力なんてつくわけありません。

中1国語で、「形が似ている漢字」の練習をしていたら
「『徐行』の『徐』と『除雪』の『除』なんて、どっちでもよくない?
と発言する生徒がいました。
意味が違うんだから、どっちでもよくありません。
「パソコン使うから書けなくてもいいでしょ。
なんて意見も出て
「だからこそ正しい漢字を選べるようになっておかなくちゃいけないでしょ。」
と反論したら「パソコンの辞書で調べるし。
いちいち調べるより、覚えておいた方が効率がいいと思うけどなあ~。

とにかく、作業をするのも、覚えるのも「面倒くさい」のひとことみたい。
若いうちに手を抜くとろくなことにならないぞ!
なんて、子供に言ったところで実感わかないか。