歓迎 香取神社と書かれた立派な燈籠。
参道脇にはお食事処や土産屋さんがならんでいる。
ここは関東地方中心に全国に約400社ある総本社の香取神社。
下総国(千葉県北部)経津主神を祭神としている。
香取神社は茨城県の鹿島神宮、息栖神社と合せて
「東国三社」と呼ばれている。因みに江戸川沿いを中心に香取神社は分布し、
南の荒川沿いには氷川神社、それらに挟まらえて
元荒川沿いに久伊豆神社が分布している。
5~6m程もある幅広い参道。参道の両脇には大きな石灯籠が
建ち並び、厳やかな空気が広がっている。
大きな石鳥居をくぐると朱塗りの総門、楼門が登場。
青空と朱色の鮮やかなコントラストは訪れる人を魅了する。
特に楼門は徳川5代将軍綱吉によって、本殿と共に
元禄13年(1700年)に造営された重要文化財だ。
楼上の額は明治の軍人東郷平八郎の筆になる。
楼門を抜け、見えてきたのは本殿、拝殿。本殿はやはり
5代将軍徳川綱吉によって造営されこれも重要文化財。
経津主大神の和御魂(にぎみたま)を祀っている。
拝殿上部には色鮮やかで見事な装飾が施され、
黒漆塗りがより色彩を映えさせている。
香取神社は勝運、交通、災難除けなどにご利益があると言われ、
近年では関東屈指のパワースポットとして注目されている。
これが香取神社の鳥瞰図。豊かな自然に囲まれた香取神社は
パワーをもられるのはもちろん、ただ境内を歩いているだけでも
自然からあふれるマイナスイオンを受けて清々しい気持ちになれる神社だ。