スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

西武園ゆうえんち 夕日の丘商店街編

2021-11-10 06:22:17 | イベント

所沢に娯楽の新名所誕生(2021年5月19日リニューアルオープン)の

報を聞きつけ「西武園ゆうえんち」を訪れた。

娯楽が飽和した今の世に一体如何なる熱狂があり得るのか。

遊園とは、言わば幸福の象徴。

家族が、友人同士が、恋人達が幸福な時間を過ごしにやってくる。

新しい時代に望まれる新しい娯楽の形。

新生「西武園ゆうえんち」の想像を超える挑戦と成果を

スミダマンは今、目の当たりにした。

園に一歩足を踏み入れると、まず出迎えてくれるのが

「長崎電気軌道1050形1051号」の雄姿である。

路面電車といえば庶民の足であり、活気を運ぶ街の動脈であった。

人々を乗せて走っていた往時の熱を帯び、ここにその本物が置かれている。

否応無く、先に待つ娯楽世界への期待が高まる。

メインエントランス前にある西武山口線(レオライナー)西武園ゆうえんち駅。

とんがり帽子型のモダンな駅舎はとても鉄道駅には見えない。

入場券のチケット売場。

売場の上には昔の懐かしい映画看板風「ゴジラザライド」

「ジェッターミニ1300T」「レッツゴー!レオランド」のPR看板が。

料金は1日レヂャー切符が大人4,400円だ。

この日はまだ緊急事態宣言下で、

しかも午後ということもあり、ゆうえんち内はガラガラ。

賑わいのある場所がガラガラとはちょっと寂しいかぎりだ。

「夕日の丘商店街のアーチをくぐる。

その瞬間、人々の熱気が、興奮が、怒涛の如く押し寄せてくる・・・。」

この文章は入場して渡されたPR新聞「夕日の丘新聞」に書かれたものだ。

残念ながら前述したように園内はガラガラで、この日に限っては熱はなかった。

これが夕日の丘商店街の案内図。

昭和の香りいっぱいの看板を本当に上手に再現していて、

思わず、昔のどこにでもあった案内看板を思い出す。

ゲート入り口の所にある夕日の丘商店街前派出所。

「空き巣に注意」「不審者警戒中」の貼り紙が。

これもなんとなく昭和の時代を表現しているようだ。

派出所の中に木製テーブルとダイヤル式黒電話も昔のものそのものだ。

夕日の丘商店街①

派出所のおまわりさんが入場者に声をかけてくる。

ここではコソ泥を追いまわすパフォーマンスもやっているようだ。

そんな商店街のヒーロー駐在さんを動画で撮ってみた。

ちょっとでもその雰囲気が伝わればよいのですが・・・。

 

 

 

それでは商店街の各お店を写真集的に紹介していきましょう。

駄菓子の夢見堂。

若い女性にはこんな店がどのように映っているのだろう。

スミダマンは若い時代にこんな街で生活してきたのだが。

手焼せんべい屋さん。

せんべい1枚30園。

ここでは買う、食べる等、有料で提供されている全ての体験に

「西武園通貨」が必要だ。

1園が12円。

有効期限は入手した当日のみだ。

亀山新聞舗。

ここで夕日の丘新聞をもらった。

昔、昭和32年から昭和47年まで生産販売して大ヒットした

3輪自動車「ダイハツミゼット」。

大村崑のテレビコマーシャルを思い出す。

これを知るとスミダマンの年齢がわかってしまうかな?

おみやげ贈答品などのお買物は、ここ萬屋雑貨店で。

こちらの設定はかなり古い設定か?

漢字の看板が通常の逆になっている。

夕日丘第一分団屯所。

消防の施設だ。

煙草の「やまとや」さん。

ゴールデンバットからエコー、わかば、ハイライト、光、SHINSEI、Midori、

ひびき、AAA、缶ピー等々、昔の愛煙家なら懐かしいタバコが並んでいる。

公衆電話も赤だ。

小林理容所。

本日休業となっているが営業しているのかな?

高い入場料払って来る人はいないだろう。

魚屋の「魚勝」さん。

特製醤油ダレのイカ焼き60園(720円)に舌鼓。

劇団ゆうひの爆笑喜劇「はちゃめちゃ三姉妹」の会場は

夕日の丘体育館で毎月土曜日に開演しているらしい。

ポスターの図柄、色使いなど昭和30年~40年代のイメージだ。

江戸前禮鮨と黒木屋豆腐店。

そして鮨屋さんの雨樋。

こういうのありましたネ。

手が込んだ造りで美しい。

前述した「夢見堂」と人形・おもちゃの「カラクリ屋」。

「ワカバ薬局」と「けやき電気商会」。

古い薬屋さんでは仁丹、ノーシン、わかもとの看板をよく見ましたネー。

電気屋さんは三種の神器といわれた

白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が飛ぶように売れた1950年代後半。

テレビが調子悪い時、叩くと直ったものだ。(真空管の接触不良か)

お客がガラガラなのにここだけは熱く盛り上がっていた射的場。

しかも子供より父親が。

子供の頃に戻ったようだ。

射的の隣りはスマートボールの「にしおか遊技場 チャレンヂボール」。

ミニカジノコーナーだ。

スミダマンは子供の頃、温泉に行くとよくスマートボールをやった。

超懐かしい。

商店街の中程にある夕日丘郵便局。

帽子とがま口カバンの郵便局員スタイルの方が園通貨の交換係だ。

団子屋の「鶴亀堂」。

〇田屋乾物店では新巻鮭を売っている。

それにしても〇は難しい漢字で読めない、書けない。

仮装の店舗なのだから、もっと優しい店名で良いのではないか。

それとも何か理由があるのか?

ピンクの公衆電話。

台といい、懐かしいですネー。

草笛レコード店。

レコードも世の中から消えた商品。

やはりスミダマンも年を取った。

午後2時の夕日の丘商店街の全景です。

本当に空いているでしょう。

和洋菓子の棚牡丹堂。

本当にお菓子を売っている。

日本一 所澤(所沢)の自転車屋さん。

「まるろくや」何屋さんだかわかりません。

自転車に岡持ちがあるのと、壁に古い金属のオリエンタルカレーの

看板があるので食べ物屋さんではないですか?

ここはオーソドックスな食堂「助六屋」さん。

一般的な定食をここでは実際に食べられる。

夕日の丘商店街②

夕日の丘商店街の人気コーナーがここポン菓子の実演コーナー。

ポン菓子の生みの親はアレクサンダー・ピアース・アンダーソンという米国人植物学者。

穀物の研究実験中に偶然、米が膨化することを発見。

「パフライス」として商品化した1900年初頭のこと。

こういう板塀、そして剥がしては貼る、前の紙が残った広告チラシ。

ありましたネー。

よくこんな事を思いついたものです。

夕日丘テレビ放送。

昭和20年代後半、白黒テレビが出回ってきた頃、

こんな街頭テレビというものがありました。

その頃、プロレスが全盛で力道山とルー・ゲーリック、

シャープ兄弟などの白熱した試合を固唾を飲んで見ました。

夕日の丘商店街③

そして商店街のどん詰まりには公衆浴場「銭湯 朝日湯」が。

戦後間もない頃、自宅にお風呂がない時代がありました。

嘘みたいな話です。

青果 八百八。

本当に野菜を売っているようです。

おしゃれ ナリキリ洋品店。

軽食・デザートの喫茶ビクトリア。

以前ここの女性ウエイターの研修模様をテレビでやっていました。

素人がどんどんプロ化していく。

この商店街で働く人は皆、役者の演技を求められている。

中富米店。

ここで生米を買ってポン菓子コーナーに行きポン菓子が作ってもらう。

豊川氷問屋ではかき氷を売っていた。

街の荒物屋の金銀堂。

ここの男性は突然、豹変するという噂。

そして相澤写真館ではプロのカメラマンが記念写真を。

 

 

 

個性的な商店が色とりどりに軒を連ね、

生き生きと目を輝かせた人々が通りを行き交じっている。

これはまさしく、ひとつの街だ。

今、街の住人としてここに立っている。

童心に返り胸が高鳴る。

見る間に現実が遠退き、熱を帯びた別世界へと呑み込まれてゆく。

こんな気分は果たしていつ振りだろうか。

いつの間にか娯楽世界に巻き込まれてしまった自分がいる。

これぞまさに娯楽の別天地であーる。

 

 


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