ルーブル美術館は、パリにあるフランスの国立美術館
世界最大級の美術館(博物館)であるとともに世界最大級の史跡のひとつでもある。
美術館として正式に開館したのは1793年
先史時代から19世紀までの様々な美術品35,000点近くが展示されており
総面積60,600㎡(約18400坪)の
展示場所で公開されている。
毎年、800万人を超える入場者があり、世界で最も入場者数の多い美術館だ
もともと要塞として建設したルーブル城(ルーブル宮殿)は820年前に建てられた
1983年、当時のフランス大統領ミッテランが推進した
「パリ大改造計画」の一環での大ルーブル計画で建築家イオ・ミン・ペイ提案のガラス製
ピラミッドが1988年落成。直下の地下ロビーがエントランスと成った
中世ルーブル城の面影が残る城壁の一部が地下にある
大ルーブル計画の第2段階として1993年に地下の
カルーゼル・ショッピング・モールに採光用途を兼ねた
逆ピラミッドが完成した
ナポレオン広場の広大な地下エントランスが完成して入場者数は大ルーブル計画以前の
約2倍に増加した。
その内約65%が外国人観光客となっている。
ドゥノン翼の回廊の両サイドにはギリシャ時代の石像が並べられている。
階段の中段に威風堂々とした「サモトラケのニケ」がある
ヘレニズム彫刻の比類にない傑作と言われている
紀元前2世紀に製作され有翼の女神像
(ギリシャ語でニケ)と呼ばれている
発掘されて150年たっている。
「ナポレオン1世の戴冠式」ルーブルにおいて2番目に大きな巨大作品。
1806年頃、ジャック=ルイ・ダヴィットが描いたとされている
ノートルダム寺院で行われた
正面上段に描かれている女性がナポレオンのお母さん
ナポレオンはこの戴冠式のスケジュール演出を何日もかけて準備したという
ドミニク・アングルによる作品「オダリスク」
全体のバランスが誇張してくずしており、そのことによって
裸婦の美しさを表している。
天井高がすごく高く採光に工夫をしている館内
真ん中には椅子が置いてあり、じっくり鑑賞できるようにしている。
ウージェーヌ・ドラクロアの作品「メデューズ号の筏」
ドラクロアの代表作「民衆を導く自由の女神」
7月革命を題材にしている。自由の女神の隣にいる
銃を持った青年はドラクロア自身であるとの説もある
素晴らしい天井画だ
そしてルーブル美術館で最も有名な絵
レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」
解説は全く必要ない作品でしょ。
「モナ・リザ」の作品のまわりだけはすごい人集まりだ
ここには人混みの中に潜んでスリが多いらしい
ちょっと離れてスリがいないか見ていたが、この時はいなかったようだ
ラファエロ作「美しき女庭師(聖母子と幼児聖ヨハネ)」1507年
館内の様子。大変な混み様だ
これも有名な「ミロのヴィーナス」
1820年4月8日に小作農夫によってオスマン帝国統治下のミロ島で発見された
「ミロのヴィーナス」がルーブルを出て海外へ渡ったことはただ1度だけある
1964年4月~6月
東京の国立西洋美術館と京都の京都市美術館で行われた
特別展示のみである
実は、私はこれを見に行った。まるで満員電車の中で瞬間
白黒写真を撮った記憶がある。
ルーブル美術館はあまりにも巨大な為、全部見るには
1週間は必要と言われている。
それを有名作だけピックアップ、数時間で回るのだから恐ろしい
せめてワイヤレスのイヤホーンで詳しくガイドさんから説明が聞けたのが
救いだった。