スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

政治ジャーナリスト 泉宏 氏

2018-02-09 06:48:42 | レポ

内外情勢調査会1月例会で政治ジャーナリスト泉 宏氏の

講演を聞いて来た。演題は「新年政局展望=三選、改憲、

アベノミクス・・・難題に直面する安倍一強政権=」

氏は昭和24年生まれで早稲田大学を卒業し、時事通信社入社。

首相官邸記者クラブの田中角栄首相番として、

政治記者生活スタート。1998年政治部長、2006年時事通信社

取締役編集担当。2009年から現職についている。

氏は永田町・霞ヶ関で政治を見続けて40年以上、

24人の総理大臣を直接取材し、自民党総裁ら歴代幹部との親交も深い。

泉氏は数十年、永田町をウロチョロした経験から

安倍一強政権の今後と憲法改正、そして次の総理を

狙う人々などについて、裏情報を交えながら分かり易く話してくれた。

・196回通常国会での安倍の施政方針演説は今迄とは違っていた。

これまでは安倍のキャッチフレーズを繰り返し言うのだが、

今回は全く無く総花的で平板だった。

最後に国のかたち(理想)として憲法改正にふれただけで

小沢一郎曰く姑息、枝野幸男曰くせこいと言わしめた。

・安倍は自信満々、ヤル気充分で「2020年日本の新しい

時代の始まり」と言い、その最大の前提は9月の自民党

総裁選で勝つこと。総理が外遊する時、同行記者団に

内政懇談と称してリップサービスをする慣例があり、

バルト3国へ行っている最中に出馬表明を緑が深くなる頃といったとか。

・3年前に総裁選の投票方式が変わった。安倍曰く

「自民党には人材がいる。閣内にあろうがなかろうが

ドンドン挑戦してほしい。」この言葉の裏には深い読みがある。

泉氏の観測では50%超で安倍。

・安倍の対抗馬は石破茂氏・野田聖子氏・岸田文雄氏・

河野太郎氏・小泉進次郎氏がいる。

・石破氏は良い人だが目が暗い。下から見上げるような

目つきは損している。安倍が飽きられたり、疲れてくるとチャンスが出てくる。

・歌のうまい野田聖子氏は石破と競合して難しい。

もし岸田氏が出馬したら安倍は野田に出ろと言う。

・決定的要素は岸田がどうするかだ?この方は大変良い方、

柔らかい方で宮沢家一族の人。安倍の外交方針を

キチンと実行してきた。安倍が辞める時は岸田を推す。

宏池会は闘うか否か、どちらが得か迷っている。

毎日新聞は「次の次に次は無い」と書いている。

麻生太郎氏は岸田がでるなら止めない。

しかし出る以上は2位以内に成れヨと言っている。

・菅官房長官はキングメーカー的存在になりつつある。

氏は選挙区の関係で河野太郎にこだわっている。

河野は外相に専念するだろう。

・小泉進次郎は選挙運動の神経がすごい。人の名前は

絶対間違えない。演説ではご当地ネタを入れる。すさまじい努力だ。

昨年の選挙でもすぐ近くで枝野立憲民主党代表が

演説している時、「今隣で枝野さんが演説しています。

皆さん聞きましょう」と言った。これはすごい事だ。

父親の小泉純一郎はアンチ派だったが、

小泉進次郎は王道を歩いている。

・次に憲法改正の話に成った。今後の政治日程の中で

憲法改正手続きの解説があった。安倍政権のレガシーは憲法改正だ。

現天皇は改正憲法の公布をしたくないようだ。

日程としては今年年末発議 来年春国民投票

・安倍政権のレガシーは他に消費税上げ、デフレ脱却

そしてアベノミクスをどうするのか。北朝鮮、中国とのリスク。トランプ政権との関係。

・安倍晋三はこれから体力、気力、レガシーをどうコントロールしていくのか?


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