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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編214~

2018-10-16 05:53:30 | 食~番外編(県外)

蕎麦処 庄司屋 御殿堰七日町店

山形県七日町2-7-6

TEL 023-673-9639

定休日 不定休 営業時間10時~21時

グループの仲間から是非山形の板そばが食べたいという事で

地元出身の2日間お世話になったドライバーさんの紹介で当店に来た。

当店は幸町本店と2店舗あり、150年の歴史を誇る老舗の蕎麦処だった。

https://www.shojiya.jp/honten/

蕎麦を挽き、打ち、茹でる、それだけを5代つないできた職人の店。

山形産で「でわかおり」を中心に、純国産そばを自家製粉(石臼挽き)で

荒挽き粉にし、粒子を極力生かし、そば本来の味と香を出すように工夫している。

そば粉10割つなぎ1割の庄司屋伝統の手打ち「といちそば」。

嚙む程に味わい深い甘みが自慢だそうだ。

お店は2階にもあり、1階36席、2階32席もある大型店だ。

そばは「十一そば」以外に本格的江戸風そばの「さらしな」。

福島県の民家で発見された天保時代の「天保そば」。(5月下旬~6月初旬)

秋に収穫したそばを使った「寒ざらしそば」(4月中旬~)などもあるそうだ。

当店は大型だけに調理場も広く、内で多くの職人さんが働いていた。

それにしても、ブログを始めてから、取材意識が高じてグルメ店の

舞台裏が気に成り、つい覗いてしまう癖が付いてしまった。

まことに恥ずかしい限りです。

入口の黒板に書かれた晩酌セットが皆気に成り、この注文が多い。

お好きな飲物(生ビール、日本酒、焼酎、グラスワインetc)・おつまみ三点盛り・

天ぷら盛り合わせ・お漬物にもり又はかけそばで2,000円。

旅の最後の仕上げに一杯、皆そんな心境になっていた。

これがおつまみ三点盛り。そばが出てくる迄のつなぎとして

アルコールにこれをちょっとつまむ。この間がとても至福な時なんだナー。

これは板天2,020円。板そばは量が多く迫力がある。

下が晩酌セットの天ぷら盛り合わせ。そば湯は大葉が入った茶碗で出て来た。

大葉入りのそば湯は記憶にない。

誰かが言っていたが、「このそば七三のそばじゃないの?」。

店では十一そばと言っているので間違いないと思うが、

実は自分もつなぎが多い様な気がした。まだまだ修業が足らないということか。

メイン通りから庄司屋さん迄のアプローチがすごくお洒落で素敵な空間であった。

山形は蔵王山系より流れる豊富な水によってできた扇状地。

そして「奥羽の驍将」と呼ばれた最上義光の城下町。

その中心七日町に老舗とモダンが混在し、山形の歴史と伝統

山形発の最先端の情報が凝縮した癒しの空間として誕生した

「水の町屋、七日町御殿堰」2011年度グッドデザイン賞以外に

6つもの賞を受賞している。皆で浦和にもこういうものができるといいネと

言いながら山形駅へ向かった。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編213~

2018-10-05 05:33:56 | 食~番外編(県外)

割ぽう、小料理、和風居酒屋 芳香亭

山形県酒田市山居町1-1-20 酒田夢の倶楽

TEL 0234-21-1036

定休日 無休 駐車場 山形館の共同駐車場60台程

有名な山居倉庫内の一部夢の倶楽に2004年(平成16年)に

オープンした和風創作料理屋さん。本店は1854年(安政元年)に

創業した香梅咲(かめざき)。命名者は明治初期の出雲大社の

第80台宮司の千家尊福氏だ。窓の外にはテラス席もあり、

ラーメン、海鮮丼も人気だとか。

店内は黒を基調にした和風モダンの造り。天井高も高く、店席も広い。

フロアー席54名、小上がり席30名もある。

こちらは観光名所山居倉庫内にあり、団体客も多い様だ。

隣に土産物屋さんもあり、余計観光客が来るみたいだ。

写真付きのメニュー。メニューの1つ竹かごいずめこ膳はご当地料理か?

メニューの上にペタペタ貼紙がしてあって混乱している様だ。

尚当店のお米は山形県産「つや姫」を使っているとか。

我々に出た団体コース料理。何かの参考に成ればとアップしてみました。

酒には8つの蔵元がある。清冽な水と澄んだ空気、豊かな土壌が

育んだ特産の庄内米などを原料に、伝統の技で作り上げた

蔵元自慢の酒田のお酒だ。その中の1つ「初孫」は

日本酒純米酒部門で金賞を受賞。2018年山形開催のインターナショナル

ワインチャレンジで第1位トロフィーも受賞している。

最近有名になってきた「獺祭」は今回の旅に参加できなかった方からの差し入れ品。

山口県岩国市にある旭酒造㈱産のブランドで10数年前に誕生した。

この純米大吟醸磨き2割3部木箱入りは10,800円もする。

味はフルーティで甘味、酸味、旨味のバランスが良い。

こちらに来たら、あちらこちらで「おしん」「おしん」だ。「おしん」は

昭和58年、NHK朝の連ドラで平均視聴率52%という

オバケ番組だった。「我々はおしんに忍耐を学ぶのではなく

心の美しさとその持ち方を学ぶのだ」と言っている。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編209~

2018-09-12 06:32:58 | 食~番外編(県外)

ペンティクトン(cafe Penticton)

長野県飯山市豊田6543-1

TEL 0269-65-4611

定休日 不定休 ただしスキー場営業中は無休

小菅の修験僧S氏から「ここのカレーはすごく旨く、

並んでも食べたい。是非行ってみて下さい。」との推薦で行ってみた。

飯山市内でも小菅の里とは反対側の戸狩スキー場の麓にある。

ご覧の様にちょっと古めだが雰囲気のある山小屋風造りのカレーの専門店だ。

入口を入った所に、インフォメーションと称して各メニューの

写真が貼ってあった。今時、ポラロイドカメラの写真とは珍しい。

これが店内の様子。カウンターの壁には大きな黒板に

チョークでメニューが沢山書かれている。入店した時は

一組のお客しか居なかったのに、後からドンドン団体客、

個人客が入ってほぼ満席となってしまった。その中には

会話を聞いていると常連客も多くいる。結構、年季が

入っている内装だが、年季なりの味がある。

これを見るとかなり食材に拘りを持っている様だ。

豚肉のみゆきポークはSさんが昨晩この豚肉は旨いですヨと

太鼓判を押していたこの地方限定の肉だ。

昨晩のSさんが作ってくれたトンシャブは本当に旨かった。

お米、卵も個人農家指定のもの。

野菜は自家栽培のものを使っているとはすごい。

これが当店のメニューだ。とにかくおすすめですという

ペンティクトン特製カレー。20種類のスパイスを調合し、

じっくり煮込んであるらしい。辛めだけでやみつきになる、

カレーのバリエーションも多彩だ。そして気に成るのが

にんにくめし860円 とにかく旨いんですと自信満々だ。

又札幌が発祥のスープカレーペンティクトンオリジナル

これは作るのに時間がかかるそうだ。

辛さは0HOT~4HOTまで5段階オーダーできる。

アジアには古くから「医食同源」「アーユルヴェーダ」の考え方があり

カレーは健康食と言われている。当店のカレーは

小麦粉を使用していない為、胃もたれせず、飽きが来ないそうだ。

当店が使用しているスパイスの主なものは、

クミン、シナモン、コリアンダー、ターメリック、クローブ、レッドペッパー。

これが当店人気No.1の焼きカレー。1日350食限定の1,330円(税込)。

たまごとチーズがたっぷり、程良い焼き色で

見るからに美味しそう。チーズがカレーのうまみを

引き出していてまさに絶品だと断言できる。ものすごく旨い。

なすとみゆきポークのひき肉カレー1,080円(税込)3種類の

カレーを注文して3つ少しずつ食べてみたが、比較するとこれはNo.3。

ものすごい野菜たっぷりのヘルシーカレー(冬はお休みメニュー)

1,200円税込。このメニューも見ただけですごい。

味もベリーグッド。焼カレーと甲乙付け難い。あとは好みの問題だ。

そしてこの薬味がすごい。可愛いバスケットにチーズ、ニンニクチップ

干しぶどう、桜海老、らっきょう、ネギの酢漬け。

東京の真ん中ならまだしも、失礼ながら戸狩に

こんな美味しく素敵なお店があるなんて思いもよらなかった。

近くにあったら幾度も足を運んだのにナー。遠くて残念。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編208~

2018-09-07 06:19:35 | 食~番外編(県外)

茶処 浅葉野庵

長野県飯山市瑞穂小菅7092

TEL 0269-65-3988

営業時間 4月中旬~11月中旬期間中無休

駐車場 8台

小菅神社奥社参道の入口、三の鳥居の麓にあるカフェ、

喫茶、そば、甘味処のお店。おそらく小菅集落の中で

唯一の飲食店ではないか。しかも都会に出しても

決して引けを取らない雰囲気のお店で驚いた。

 

そして、この素晴らしい門構え。小菅神社を控えて

侘び・寂びを感じさせる。見方によっては地域の中では

ここは異空間のそば屋さんとも言える。

緑の森に囲まれた一軒家。都会では隠れ家的なお店と言う

表現に成ろうが、ここでは堂々とした主役の一軒家レストランだ。

広々とした庭も極自然でとても良い。

集落のガイドを終えて、昼食にSさんは付きあってくれた。

狭い小菅、顔役のSさんの計らいで特別に席を取ってもらった。

ここのご主人とは小菅に対する思いが同じで

お互い良き理解者だと言っていた。

オープンテラスに緋毛氈を敷いた2台の外席。途中満席になって

ウェイティングコーナーに成っていた。この日は天気も良く

外の空気を吸って風にあたりながら待つ事は都会と

違ってゆったりした気分で気持良く待つことが出来るだろう。

店内はテーブル席12席と小上がり席16席あり

全体的にゆったりとスペースが取られている。

この日はご覧の様に満席状態。土地の人らしき客は

ほとんど見かけられず、観光客か又はお盆で帰省した

家族の人達か。部屋にはクーラーは見かけず、

扇風機対応。やはり小菅は涼しい地ということだ。

メニューはご覧の通りだ。そば4種類。おやきがあるのが

信州らしい。飲物・甘味は抹茶、だんごが目新しい。

アイスクリームも小豆とブルーベリーは良い。

混雑していて多少待っていただくので申し訳ないと

なすときゅうりの漬物がサービスで出てきた。これもSさんの

おかげと感激。それにしてもこの漬物、そんじょそこらにある

漬物とは全然違うもので、薄い味噌味がしてとても旨かった。

そばは結構いけるのレベルだったかな?おしゃべりに夢中になって

そばのデリケートな味を楽しむ余裕が無かった。

この野菜天ぷらが1人前700円だ。すごいボリュームで

2人前と間違える程。当店は野菜にこだわっているとの事で

この天ぷらは掛値なしで旨かった。

野菜の甘味、旨味は繊細で本当に素晴らしい。

浅葉野庵さんを出て、庭先から見た風景。

人工的な大屋根が木々の中に溶け込んで違和感を

全く感じさせない。田舎の人の永年の知恵はたいしたものだ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編206~

2018-08-11 07:06:05 | 食~番外編(県外)

ハイジの村 レストラン ボルケーノ

山梨県北杜市明野町浅尾2471

TEL 0551-24-4700

http://www.haiji-no-mura.com/

明野のひまわり畑の前に「花と幸せのテーマビレッジ」

ハイジの村がある。他に併設してスパ&レストランホテルのクララ館がある。

ひまわり畑の観賞を終えて、ハイジの村の5つある

レストラン・カフェの1つでランチした。

ここは2006年4月山梨県立フラワーセンターハイジの村としてオープン。

桔梗信玄餅などの菓子を製造販売している㈱桔梗屋に運営委託している。

ハイジの村にいくつかあるレストランカフェの中で

村一番のレストランがここ「レストランボルケーノ」

ボルケーノとはイタリア語で火山。名コックのイタリア人

ボルケーノさんはハイジが生まれるずっと前にこの村にやってきた。

レストラン内は天井が高くスイスの高級山小屋的な

雰囲気がしてとても落ち着いたレストランだ。

どうりでここはアルムの山での食事をイメージしているそうだ。

この日のコース料理。ボルケーノおじさんはその日の料理に

使う野菜やハーブを採りに毎朝自分の畑に行くそうだ。

美味しい料理を作るために、丹精込めて育てている畑だ。

足りない材料は村の農家が譲ってくれる。

そんなボルケーノおじさんの料理はハートを感じて

全てとても美味しかった。ポークの料理は北欧のポークステーキとは

比べ物にならない程旨い。又前菜の3点はシンプルだが

一瞬黙ってしまう程、マイウー。

ここは日照時間日本一の暖かな日差し、南アルプスや八ヶ岳、

富士山を望む絶景と澄んだ空気に包まれた環境を生かし

テレビアニメのキャラクターとして今も人気の高い

スイス「アルプスの少女・ハイジ」の世界を再現するテーマビレッジに生まれ変わった。

ステンドグラスに彩られてとても綺麗な光のチャペル。

結婚式の挙式、披露宴などもできる。

この広場の回りには他にハイジのテーマ館スイスの花屋さん、

ブレッジガウの食品館、ロッテンマイヤーズ・カフェなど

アルプスの少女ハイジの世界が広がっている。

 

ハイジの村のもう一つの売りに230Mの日本一長いバラの回廊がある。

南アルプスの山々に囲まれ、空は秋のように

スッキリと晴れ渡り、下界は大変な猛暑であったが

ここはとても気持ちの良い暑さだった。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編203~

2018-07-10 04:09:20 | 食~番外編(県外)

小堀屋本店

千葉県香取市佐原イ505

TEL 0478-52-4128

定休日 水曜日

利根川の支流小野川に架かる忠敬橋のたもとにある江戸時代から

続いている蕎麦屋さん。創業は1782年(天明2年)というから

235年以上の歴史を誇る老舗店だ。現在の主人は

9代目にあたり、関東でも有数の老舗だと言われている。

2011年3月11日の東日本大震災において、この地域は

甚大な被害を受け、当店も屋根が落ち壁が崩れ

建物全体が傾いてしまったという。各方面からの支援により、

1年6ヶ月の修復期間を経て、2012年9月に営業再開の運びとなった。

佐原は江戸時代中期以降、江戸優りと言われるまで

利根川の水運で栄えた。その繁栄は食文化にも及び

江戸の味を支えてきた。その内の1軒、小堀屋本店店舗は昭和49年

江戸時代の町屋の建築形式を保存している物として

千葉県有形文化財に指定された。

間口2間、奥行31間半の2階建ての店舗、のれんを分けて入ると

蔀戸(しとみど)があり、土間の両側は畳敷きの客席となっている。

現在は使われていないが2階も元々は客席だった。

店の奥にも小堀屋本店ののれんが掛かっており、

その歴史を誇っている様に見える。その中で中年の女性が

注文を聞きに来たが、話ぶりがどうやら中国人の様で

歴史ある店の雰囲気と違和感を感じてしまった。

かけそばが700円、天ざるが1,300円とちょっと高目の価格設定。

佐原という観光地、震災での大被害と考えると妥当なCPかな。

当店の名物はなんと言っても黒切りそば。

ということで黒切りそば1,050円と黒天もり1,700円を注文。

こんな真っ黒のそばは初めて見た。それもそのはず、江戸時代からの

家宝として受け継ぐ秘伝書にある日高昆布を使った

変わりそばは、全国でここだけだそうだ。そばに艶があり、

喉越しがつるとして良く、奥に独特の旨みを感じる。

見て驚き、食べてほっとする、心と体にやさしいそばだった。

この小堀屋本店をはじめ左右4軒の建物、そしてその周辺の

建物は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

この正文堂は驚くことに、享保年間から「朝野正文堂」「伊能正文堂」

「前田正文堂」と続いた書店で、和本を陳列する戸棚も

備わっていたとか。正直言って千葉の片田舎の佐原に

江戸時代から書店があったとは。相当文化度が高い街だったのだろう。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編202~

2018-06-28 06:01:10 | 食~番外編(県外)

かどの 大丸

長野市長野大門町504

TEL 026-232-2502

定休日 不定休

信州善光寺の境内入口に店を構える信州手打ちそばの

蕎麦屋さん。当店は創業元禄16年、約300年の

歴史を有する老舗店だ。信州善光寺周辺は福井の永平寺、

東京の深大寺、島根の出雲大社と並んで

門前蕎麦が盛んな門前町だ。門前には13軒の蕎麦屋さんがあり

門前そばの会を作っている。

店内は広く150席もあり、団体客もOK。入口が2ヶ所もあり、

店内の2つのゾーンになっていて、それぞれ椅子席、

小上り座敷がある。1つのゾーンには中庭的コーナーが

設けられていて門前の茶店的野点しつらえがある。

当店のメニュー。種類はあまり多くない。

どうやら蕎麦はさらしな(更科)がメインの様だ。

そこで特製さらしなそば1,000円をオーダー。

更科そばといったらそばが白いイメージがあるが

ここのはあまり白くなくざると見た目に違いがない。

味の方も通常はさらしなそばは香りが強く、

ざるそばは風味が豊かと言われているが、その差もあまりなかった。

そばつゆは少し甘めで無難なレベルだ。

気に食わなかったのは海苔がのっていたことだ。

団体で追加に天ぷらの盛り合せを注文。そこに野沢菜も付いてきた。

信州の漬物といったらやはり野沢菜だ。

あまりやってはいけない事だが、厨房の中を盗み撮り。

手打ち蕎麦屋さんにはよくある蕎麦の手打ちコーナー。

他店と違うのはこのコーナーが2ヶ所あることだ。

じっといつまでも見たことはないが、蕎麦職人による

蕎麦打ちの実演が見られる。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編197~

2018-06-03 05:08:39 | 食~番外編(県外)

手打 善通寺うどん

香川県善通寺市善通寺通1059-3

TEL 0877-62-7080

ここは讃岐の国、善通寺でお参りを終え、さあどこか讃岐うどんの

旨い店はないかと参道にある酒屋さんで、情報収集。

西院の裏、大駐車場を出た所に2軒あるとの紹介を受け、

たまたま近い善通寺うどんさんに入店した。

ここは年季を感じる古き良き時代の雰囲気の店だ。

よく聞いてみると居ぬきのまま昨年6月30日に

オープンしたばかりの新しいうどん店だった。

店内は床が土間コン。ここテーブル席と奥に小上がり席があり、

男性3名女性3名と意外に沢山の人が働いていた。

本場讃岐うどんのシステムはセルフかサービスかの

2つのやり方に分かれるらしいが当店は両方のシステムだった。

当店の一押しは何かと聞いたら肉うどんとの事。お品書きを見ると

かけうどんがなんと250円。関東ではあまり見ない価格にビックリ。

四国は物価が違うのかと思わず疑ってしまった。

そういうことで、迷わず肉うどん550円を注文した。

うどんは中太のもっちりしたもの。

あまりうどんにコシはなかったが適度な硬さでこれも良い。

改めて讃岐うどんのコシの強さを調べてみたら

口に入れた際に柔らかく、嚙むともちもちとしていることが特徴との事。

まさに当店のうどんがそうだった。若干讃岐うどんの認識が間違っていたかもしれない。

汁は関東ではあまりお目にかからない甘いものだったが、

自分的には好きなタイプだ。やはり本場の何かを感じる肉うどんだった。

因みに讃岐うどんの歴史は空海が中国から持ち帰ったうどんが発祥とされている。

讃岐うどんのサイドメニューとして欠かせないのが天ぷら。

当店にもセルフ方式で各種天ぷら(100円、えび天150円)があった。

この日はご当地のいりこ天、野菜かきあげ、筍天をチョイス。

他にはさつまいも、なす、えび天、いかげそ、ちくわ、かぼちゃ、れんこん

たまねぎなどがあった。因みに讃岐うどんにはいなり(120円)もつきものだとか。

他にもセルフでおでんもある。牛スジ、つくねは150円で他は100円。

こちらはこの特製味噌を付けて食べる。所変われば品変わるの故事の様に

旅の醍醐味の1つに土地土地の食にその違いを見ることが喜びになることだ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編196~

2018-05-23 06:14:11 | 食~番外編(県外)

手打皿そば 楽庵

徳島県美馬市脇町大字猪尻西分142-1

TEL 0883-53-6990

定休日 月曜日

 タクシーの運転手の紹介で訪ねた。当店は、道を挟んで

オデオン座の隣りにあった。皿そばとは珍しいと思ったら

ご主人は兵庫県豊岡市の出身で、当店の手打ちそばは

出石ソバということが分かった。

誰が書いたのか分からないが、なんとなく納得してしまう言葉だ。

確かに食には肉体を養うためのものと心、精神を養うという

2面があり、すべての基になっている。

店内は大きくテーブルカウンター席とお座敷席の

2つのゾーンに分かれている。入店した時は

ほぼ満席状態で人気店という程が分かる。

唯一空いていた奥の座敷に通され、壁に貼ってあるものを

一通り見てから、じっくりメニューに目を向けた。

石臼碾き自家製粉を使った皿そば(五目)と

20食限定の生粉打ちそば(1人前一盛り、本わさび付き)の2種類だ。

生粉打ちそばはそば粉100%、俗にいう

10割そばで独特のコシと弾力、甘みと香りが楽しめる。

皿そばは二八そばで、あっさり自然派の大根おろし780円と

本場出石流のオススメ生玉子、山いも830円がある。

本日使用の玄そばは兵庫県夢前町産のもの。その現物を

ディスプレーしているのは記憶では初めてだ。

それにしても今年のゴールデンウィークは

兵庫県産の食材に縁があるものだ。

なんとこのソバ屋さんにはおでんがあった。

1本100円牛すじのみが200円。うれしいナー。

具の刺し方が関東とは違い大中小の異なった食材が

1本になっている。正に所変われば品変わるだナ。

ということで、大根おろしと生玉子山いもの皿そばをお願いした。

この皿そばで2人前。見た目に迫力がある。そばつゆの

入れ物は徳利で風情がある。相方が言うに

「ここの新鮮な赤玉子は白身がとけにくく、全然味が違う。

ものすごく美味しい。」そばは気持平べったく、ソバの香りが強い。

一言で「旨い」次に「マイウー」そして「日本に生まれて良かった。」

旅の醍醐味のひとつはやはり食だ!

当店自慢の手作り一品「うだついなり」130円の張り紙を見て

更に追加オーダー。じっくり煮たおあげに、五目寿しと

こころをつめた逸品であった。「これでうだつがあがるとか」フムフム・・・


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編195~

2018-05-10 06:35:17 | 食~番外編(県外)

中華菜館 龍郷(RYUKYO)

神戸市中央区栄町通1-3-16 チャイナコート2F,3F

TEL 078-391-2937

定休日 基本的に月曜日

https://www.ryukyo.com/

1991年創業、22周年を迎える龍郷さん。古典的な料理から

創作中華まで料理長の技が冴え、古くて新しい広東料理が楽しめる店だ。

食材の宝庫香港で技を身につけて本場広東料理の神髄が味わえるのが売りだ。

南京町の名物、店頭路上での点心売り。

この店が龍郷でやっているのかは分からない。

上の写真が2階メインダイニングで60名までOK。下の写真は3階

バンケットフロアーで100名までOK。他に我々グループが

食した3階パーティールーム22名まで。総席数180席だ。

各フロアーにお客が誰もいないところを見るとこの日は定休日。

我々の為に店を開けたようだ。インテリアはネオクラシズムを基調とした

コンテンポラリースタイルで中華料理特有のゴテゴテしたものがあまり無い。

 

当店のコンセプトはみんなに心からおいしいと思ってもらい、

笑顔で帰ってもらえるように明るい接客を心掛けると同時に

本場で修業を重ねたシェフならではの卓越した技と

鮮やかなアレンジでオリジナルテイストに仕上げて

日本人の感性にあった本格中華を目指しているそうだ。

その努力もあって今や国内のみならず中国、香港、台湾などの

海外からも大勢リピーターが訪れているとの事。

・有頭海老の湯引き。絶妙な塩味の味付けで後を引く逸品だった。

・五目玉子スープ。しめじ、えのきなどのキノコ類が入った日本人好みの

味付けでとても中華料理のスープと思えない。

・本日の揚物二種。揚げ春巻とミニ揚げぶたまん(?)。

誰かが言っていたが神戸のプチトマトは甘くて旨い。

・イカ団子のマヨネーズ和え。このイカ団子とマヨネーズの絡みは絶品。

このコースでは一番の旨さではなかったか。

・点心四種盛り合せ。しゅうまいに中味が違う餃子。

これも変な癖が無く、かなりイケた。

・水ギョーザ これだけはワイワイした中で食べはぐってしまった。

(はぐるはどうやら埼玉の方言のようだ。)

・ネギ入り汁そば これだけがちょっと塩味が弱くもの足らなかった気がした。

・アンニン豆腐 これも完全に合格点

このコースはお昼の団体用メニュー(8名以上)でお昼の

ヤムチャコース2,700円(税込)ここは安くてそして旨かった。

ここはお勧めの店だ。