生蕎麦 吉祥
浦和区領家2-8-17
TEL 048-882-1507
定休日 日曜日 不定休有り 営業時間11:00~19:00
駐車場 3台有り
高級住宅街の中にひっそりと佇む拘りの強い隠れ家的そば屋さんが
吉祥さんだ。オープンして5年、口コミ中心で積極的に宣伝していない為
こんなお店があるとは正直知りませんでした。お店の入口にある
手入れの行き届いた1本のシンボルツリーの松が自慢のようです。
当店は単なる蕎麦屋だけでなく23年前から珈琲豆と陶器も扱っている
大和屋さんと併設している珍しい業態のお店だ。
こちらは奥さんがやっている様で、蕎麦屋さんは店主が
東京、赤坂見附にある吉祥から暖簾分けして独立したとか。
店内の雰囲気も、なかなか渋くて重厚だ。2人用テーブルが
10席あり、4人席と2人席に分かれている。テーブルも椅子も
無垢の木製家具でとても落ち着いて高級蕎麦店の感じを出している。
天井の照明器具も大小の荷車デザインでインテリアに拘りを感じる。
ご覧の様に店内の1/3位のスペースに陶器、コーヒー豆が
展示されていて、さらに他の蕎麦店とは趣きが違う店の造りになっている。
さらに、静かな住宅街にあるせいか、のんびりした時が流れて
とても居心地がよく、気に入った。
ちょっと見ずらいが、これが当店のお品書き。せいろは750円で
気持高目のcpか。鱚の天婦羅、穴子一本揚げなど天婦羅なども
拘りを感じる。温かいそばにすきなにしんそば
1,000円があったので冬になったらこれを食べに又来よう。
なんといっても吉祥さんの一番の売りは季節の替わり蕎麦だろう。
毎月に季節に応じて変わるそうで、これを目当てのファンが多いとか。
店主は次を何にしようかいつも考えて悩んでいるらしい。
8月は「毘かんずり切り」1,150円。これは新潟の雪の中で
埋まっているとんがらしを入れ込んだ蕎麦らしい。
9月は胡桃の蕎麦で好評らしい。他にも大葉、パセリを使った蕎麦も出したとか。
他のソバ屋ではあまり無い鱚天婦羅せいろ、1,100円をオーダーしてみた。
蕎麦は細切りの手打ち。量がやや多めでかなりのレベルの蕎麦だと思う。
何と肉厚のキス天が3枚。それにゴーヤ、いも、椎茸、葉物野菜と
とんがらしの天婦羅。皆カラッと上手に揚げられて旨い。すごくマイウーだ。
浦和エリアにはよく探せばまだまだこんな隠れた名店があるのだナーと
感心して吉祥さんを後にした。