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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

楽天㈱代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏

2013-04-01 09:44:21 | レポ

内外情勢調査会の全国懇談会で「世界一のインターネット・サービス企業」

を目指す楽天の三木谷浩史会長兼社長の話を聞いて来た。

氏は1965年(昭和40年)生まれ、神戸出身の48才

一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行

1993年、ハーバード大学経営大学院でMBAを取得

1995年、阪神淡路大震災で敬愛していた叔父、叔母を

失ったことが、人生観に大きな影響を与え起業を決意した。

1997年、㈱エム・ディー・エム(現・楽天)を設立した。

昨年6月に新たな経済団体「新経済連盟」を旗揚げして

代表理事に就任。現在 安倍晋三首相の肝煎りで

「産業競争力会議」の民間議員を務めて注目されている。

かなりぼやけてわかりずらいが、楽天設立当時の写真

奥様を含めて7名でスタート、最初の売り上げは32万円

その内の20万は三木谷社長個人が買った売上というエピソードを話していた。

現在の売り上げはインターネットショッピングを中心に

1兆5000億円

創業時から脈々と続いているコンセプトは

「エンパートメント」だそうだ。

更、父親は神戸大学名誉教授、元イェール大学客員教授

元日本金融学会会長の経済学者だそうだ

その血筋を引いているせいか、考え方がすごく論理的だ

演題は

「社会を変革するインターネットの可能性~加速するグローバル化時代に取り組むべきこと~」

ITの専門用語を多用し、アナログ人間にとっては

ちょっとわかりずらかったが、その自信の程は並大抵ではない。

その一部をレポートします。 

               ・過去の経営手法はまず国内市場をしっかりやりかためる。その後2008年から国際化

               2010年からグローバル展開、現在世界13カ国でビジネス展開をしている。

               その戦術は将棋の櫓戦法だそうだ

               ・3年前から突然社内公用語を英語化した。その理由は海外とのギャップを埋める為

               そして、社員(7000名)の内向指向を変える為だ

               因みに現在グループ全体の28%が外国籍の社員だそうだ。

              ・盛んに「新結合」という言葉を使う。現代における新結合=インターネット+スマートデバイス

              離れていた要素が結合することが新結合、新結合のイニシアティブを日本はとってない。

              ・社内組織論はフラット化、国際化した時自身のニックネームは最初照れたが「ミッキー」とした

              ・日本人は壁の向こうを見ようとしていない水が高い所から低い所へ流れるのが

               分かったら早くやっちゃう。

第2部として時事通信社田崎前解説委員長とのパネルディスカッション

産業競争力会議の中味に切りこんでいった。

                    ・安倍総理は圧倒的にスピードが早い。しかもいいものは結論が出る前から

                     実行に移していくと評価していた。

                    ・会議で一番多く出る言葉は「技術で勝って経営で負ける」

                    ・成長戦略政策は過去7回組んだが成果はなかった。計画は数値化、見える化し

                     責任者を決めなければダメだ。

                    ・安倍内閣はソフトランディングとハードランディングの中間

                    ・そして最後に世界は固唾を飲んで日本は変わるのかどうかアベノミックスを見ている

                     世界中を見てきたが、日本の固有の強さ(勤勉、チームワークの精神、おもてなしのサービス)

                    は世界でNo.1。日本は必ず勝つと強く信じている。と言って締め括った

                                                        会場のホテルニューオータニ「鶴の間」がいっぱいになる程

会員1200名がシーンと聞きいっていた。

 

通りすがりに見た、丹下健三設計の赤坂プリンスホテルの解体が

進んでいたので載せました。

建設後そんなに月日が経っていない

超高層ビルが解体されるとは。


相川宗一前さいたま市長受章祝賀会

2013-03-29 08:18:57 | レポ

3月21日(木)永年に亘り地方自治体に尽力された御功績により

旭日中綬章を受章された相川宗一前さいたま市長の祝賀会に出席しました。

当日、発起人代表の上田清司埼玉県知事をはじめ

4名の発起人の皆さんをお迎えする相川御夫妻

相川氏は昭和17年生まれの満70才、慶大を卒業された後、県議会議員3期

浦和市長を3期、さいたま市長を2期歴任されました。

尚、御祖父、御尊父も元浦和市長という政治家一家で有名であります。

旭日章とは日本の勲章の一つで、2003年の栄典制度の

改正で勲三等の勲等表示が廃止され、中綬章の名称に変わった

叙勲当日、受章者を代表して氏は天皇陛下の前で

受章御礼の言葉を述べたそうであります。

約400名の方が出席され大変華やかな祝賀会でありました。

上田知事の発起人代表挨拶。前市長は決断と実行力に

秀でた人で数えきれない程の功績があったが

その中でも最大の事業は明治時代から8回も起きては、消えた

浦和市、大宮市、与野市三市の合併、そして

政令指定都市への移行、その後の岩槻市の編入合併の実現であります。

前市長の挨拶でも述べられていましたが、実現できた背景には

「天の時、地の利、人の和」がその時あった。

即ち、ユーアンドアイ構想の中で

さいたま新都心に中央官庁が移転してきた

それを、実現した石原信雄元官房副長官が

その会長に就任してくれた。その当時の土屋義彦知事が3市合併に

大変熱心だった。そして身を削る地元議員が賛同してくれたことを

掲げていた。

 

前市長と大学同級生の犬飼基昭元日本サッカー協会会長

元浦和レッズ社長の祝辞。ご挨拶の中で前市長と浦和レッズの

係り、クラブハウスの建設、練習グラウンドの整備、優勝パレードなどの

秘話が披露され会場が大いに沸いた。


自由民主党元幹事長 野中廣務氏

2013-03-06 08:22:24 | レポ

内外情勢調査会、さいたま支部二月例会で

野中廣務氏の話を聞いてきた。

一時間半、メモも見ず、自らの生い立ちを、ある時は

秘話を交えて、立板に水の如く話してくれた。

その迫力たるや、鬼気迫るものを感じた。

正に憂国の士、国土そして歴史の証人である。

氏は大正14年生まれで現在87才。京都府出身で

園部町の町議、町長、府議会議員、京都府副知事

と地方自治の道を極め昭和58年の

衆議院選で初当選、自治大臣、国家公安委員長

内閣官房長官、自民党幹事長などを

歴任され平成15年に政界を引退された。

演題は「昭和世代からの遺言」 正に私たちに

向けての遺言であった。その一端をご紹介いたします。

 

・昭和20年3月、召集、幹部候補生として高知に配属8月17日に民家のおばあさんから終戦の詔勅を聞き

仲間5名と高知桂浜の坂本竜馬像の前で腹を切ろうとしたが、たまたま通りがかった上官に死ぬ前に

この戦争を始めた東条英機を殺してこい。それができないなら日本を建て直せと言われ、翻意した。

 

・大阪鉄道局勤務の時、後の総理になった上司の佐藤栄作局長を進駐軍が来た時、身の危険を感じ

急拠女性トイレに隠した。後でわかったが単にご挨拶に来ただけだとわかり笑い話となった。

 

・若い頃青年団長をしている頃、東京駅の東京温泉で知り合った竹下登元総理に

今出てこいと言われて衆議院議員になった。

 

・建設政務次官を務めている頃、小此木彦三郎建設大臣に

「今後君は色々な役職をやるだろうから」と国対委員長時代の克明に

書かれた小此木メモをもらいそれが以後多いに役だった

(具体的秘話があったがここでは書けない)

 

・平和について真剣に考える公明党は政策がぶれない

金融危機の時日本の危機を救う為、悪魔と言った小沢一郎氏に

平伏して乗り切った。その時の公明党の対応は立派だった。

 

・日中友好40周年記念の式典に中国から名指しで団長に指名され

招待を受けていた、尖閣諸島の問題で中止になったが、中国から使いが来て

中国に来てほしいと言われたが、仲間を裏切ることになり断った。

 

・今は我国の岐路、国が厳しい時は全て政治家の決断が重要である。

 

・地方自治のポイントは地方の人の目と目が近い所にあることが大事だ

 

・そして平和で戦争をしない国にならなければいけないと言ったことは

将に戦争を体験をした昭和世代の遺言ですごく重かった

 

最後に知らなかったが自民党を離党したそうだ。

 


政治ジャーナリスト 田勢 康弘氏

2013-02-25 08:21:53 | レポ

埼玉りそな会で田勢康弘さんの話を聞いてきた

氏は昭和19年、中国 黒龍江省の生まれで山形県白鷹町の

農家の出身、早稲田大学政経学部を卒業した後

日経新聞社に入社。記者歴42年の大半を政治記者として

24人の内閣総理大臣を取材。ワシントン支局長

編集委員などを歴任。現在TV東京で

「田勢康弘の週刊ニュース新書(毎週土曜日午前11時半)

のキャスターを務めている。

演題は「安倍政権で乗り越えられるか日本の危機」

まことにタイムリーなテーマである。

いかにも田勢さんらしい洞察の深い示唆に富んだ話が

沢山聞けたので、その一端をレポートします。

                    ・アベノミックスはデフレ脱却のキッカケは握んだと世界は評価しているが

                     リスクは伴っている。ドイツは厳しい反応だ。久し振りに賃上げの表現が出てきた

                    ・右派のリーダーは歴史的に左にウィングを延ばす傾向がある。中曽根首相、

                     アメリカではニクソン、レーガン大統領がそうだった。安倍総理もそうだ。私も同感。

                    ・今の選挙制度には批判的でポピュリズムに成りがちこれにナショナリズムが加わると

                     国が滅びる

                    ・日本の外交については手厳しい。日本外交はアリバイ外交、国民に向かって

                    釈明する為の外交。菅元首相と中国 温家宝首相との会談は取材してひどかった

                    ・中国問題、尖閣諸島問題は棚上げにしていたものを日本が勝手に棚から降ろした

                     尖閣の所有権者は海上保安庁になっていることを日本人は知らなすぎる。

                     海保庁は中国から見ると軍の延長だと思っている。

                     20億で買った尖閣で20兆円の損害がでている

                     この解決法は唯一話題にしないことだ。

                    ・消費税UPをやったら選挙は必ず負けるのにやった野田内閣は評価できる。

                    ・原発で世界が日本に期待しているのは、世界一の原発技術、これを失ってはいけない

                    ・震災のメディア報道は美談捜しをやっている。

                     膨大なアスベスト処理問題、被災地ではものすごい犯罪がおきている

                     どこのパチンコ屋も補償でいっぱいなど影の報道がされなすぎると批判

                    ・良く言えば日本人は潔癖、潔白で、政治家は何が正しいか言えなく

                     なっているのは重大だ。


なでしこジャパン監督 佐々木則夫氏

2013-02-16 09:11:21 | レポ

 

さいたま商工会議所、新春懇談会でサッカー界で

今や時の人となった、なでしこジャパン監督、佐々木則夫氏の

話を聞いてきた。

氏は昭和33年、山形県生まれで現在さいたま市大宮区に住んでいる

NTT関東(現大宮アルディージャ)で現役を引退

平成19年になでしこジャパンの監督に就任した

輝かしい実績を残しているが、特に平成23年

FIFA女子ワールドカップドイツ2011で日本サッカー初の

世界一へ導き、東日本大震災で暗くなった

日本人に希望をもたらした功績は極めて大きい

講演のテーマは「目標達成へのプロセス~チームワークとコミュニケーション」

氏はNTTで25年間サラリーマン生活(広報、総務そして料金の取立てを担当)

を送りながらサッカーをやってきた経験が今日のバックボーンとなっていると強調していた

なでしこジャパンは世界で一番身長が小さいチームだが

世界一スライディングのうまいチーム

切り換えの早いチーム

これを選手主導でやってきた

佐々木流指導理念は

・責任・情熱・誠実さ・忍耐力・論理的分析思考

・知識・適応能力・勇気・謙虚・パーソナリティー

これは私たちの仕事にも当てはまり、非常に示唆に富んだ話だった

なでしこらしさは①礼儀正しい②明るい③ひたむき④芯が強い

だそうだ

なでしこの今後の目標ビジョンは

1.サッカーを日本女性のメジャースポーツにする

2.なでしこジャパンを世界のトップクラスにする

3.世界基準の「個」を育成する

監督は大変、能弁な方で最後に今までの

教訓として

「成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと」

だと言っていた。


外交ジャーナリスト・作家 手嶋龍一氏

2013-02-06 08:51:05 | レポ

内外情勢調査会で、外交ジャーナリスト・作家、手嶋龍一氏の

話を聞いてきた。手嶋氏は昭和24年、北海道芦別市の出身

慶大経済学部を卒業後、49年NHK入局、ワシントン特派員時代に

冷戦の終焉に立ち会った。湾岸戦争では最前線で取材

その後、ボン支局長を経てワシントン支局長に。9・11の同時多発テロ事件では

11日間の昼夜連続中継を担い、冷静で的確な報告で

視聴者の圧倒的な支持を得た。平成17年NHKから独立し

現在、評論家活動を精力的に行っている。

演題は「2013年の行方を読む~東アジアと環太平洋の時代」

最近起きたアルジェリアのテロの裏話から始まって

独自の情報チャンネルからの分析など興味深い話が聞けた

氏曰く「日本のインテリジェンス(役に立つような精選された情報ー極秘情報)

能力は世界の中で中の下。単なるインフォーメーション(雑多な一般情報)のレベル

その上、身を守る牙を持っていない

その為さらにウサギのような長い耳を持っていかなければ

国際社会の内で今後生きていけない。

アメリカがアフガン、イラクにけりをつけ、次の10年、東アジアに

戻ってくる。片や、ロシア、中国は日本海からの出口を

求めてくる(戦略的価値)。その中で日本では

新潟県、富山県、石川県が重要になってくる。

鳩山元首相がオバマ大統領に「トラスト ミー」と言いながら

手形を落とさなかったし、動きもしなかった。

その影響もあり、米軍は沖縄からオーストラリア、ダーウィン

グァム、フィリピン、シンガポールに決定的な舵を切る

これは無言に日本よ、さようならと言っていることだ。

反面、鉄の女ヒラリークリントン国務長官が論文の中で

尖閣諸島は安保条約の適用になると書いたことは

この30年間で最も重要な発言だ

そして最後に日本のジャーナリズムは日々の細かいものを

追っていくことは得意だがちょっと上から見定めることが不得意だ指適」

新ためて世界の中の日本の立ち位置が

危険な状況になっていることを感じた。


㈱ダイエー  桑原道夫社長

2012-12-14 08:45:32 | レポ

㈱ダイエーの桑原社長は県立浦和高校出身で

まったくの浦和っ子

総合商社 丸紅の副社長からH22,4月

㈱ダイエーの社長に就任した

「光輝くダイエーの復活」を目標に現在全く

畑違いの業界に移り活躍中です。

「私から見た世界と日本」というテーマで卓話を聞いた

商社時代は「グローバル」

ダイエーは「ローカル」

小売業のこれからのキーワードは「グローカル」

だそうだ

「あなたのTシャツはどこから来たのか?」という

本を取り上げ、我々があまり知らない米国の本当の実体を話された

氏曰く「米国は自由経済を標榜しているが

Tシャツの原材料 綿花は保護主義に徹しているのが

実体だ。

一事が万事。この様な裏がわからないと

本当のことはわからない。」と。

同世代の人の話は親近感を感じる

ダイエーは最近、南浦和東口店を開店させた

ダイエーは創業55周年を迎え、これを期に

新規店舗開発にGOサインを出した

との事です。


大和総研理事長 武藤敏郎氏

2012-11-27 11:35:02 | レポ

日経懇話会で武藤敏郎氏の講演を聞いた

武藤氏はさいたま市(旧浦和市北浦和)の出身で

最後の大蔵省事務次官、最初の財務省事務次官

日本銀行の前副総裁を歴任され

現在、大和総研理事長をされている。

開成学園の理事長でもある。

今回の総選挙の結果によっては次の日銀総裁

候補という報道もされている。

テーマは「世界経済と日本経済の動向」

パワーポイントで詳細なデーターを基に

わかりやすく話してくれた

先日、他の件で大手町の大和総研本社に訪問したが

大変エネルギッシュで隙がない

存在感のある印象を持った

その時の対中国等の話など興味ある話が聞けた


元日本銀行副総裁  山口 泰氏

2012-10-29 08:40:03 | レポ

 



内外情勢調査会例会で元日本銀行副総裁


山口 泰氏の講演を聞いてきました。


さすが、日銀という所はすごい所で


入行当時、上司に松平局長(後の埼玉銀行副頭取)


徳川氏、木戸氏(木戸 孝允の子孫)


など世が世ならの人達に囲まれて仕事をしたといった


エピソードも話してくれた。



演題は「日本経済の展望」


氏曰く「2000年代に入ってから、日本の生産性は国際的に


見劣りしない。しかし人口減少率が今後早くなるので


国民所得総額がどんどん減少しないようにするには


一層の生産性上昇が必要である。


生産性を向上できれば一人当たり所得(つまり生活水準)を


維持向上できる。


非常に興味あることは大災害の後には技術革新が


起きて経済成長が速まるという経験則があるそうだ。


大変インテリジェンス溢れる方に見えた。




地震の備えは万全ですか?


マンションの耐震診断・耐震補強工事は


豊富な実績を誇るスミダ工業へ


ヒゲの隊長 佐藤正久参議院議員

2012-03-17 08:09:44 | レポ

浦和東ロータリークラブの例会卓話で佐藤正久議員の話を聞いた。

佐藤議員は震災被災地の福島県出身で現在さいたま市北区にお住まいです。

自衛隊イラク派遣の第一次復興業務支援隊長で

「ヒゲの隊長」として一躍有名になりました。

最近「ありがとう自衛隊  東日本震災復興奮闘記」

という本を出されました。

そこには、あまり知られていない自衛隊員の苦闘が赤裸々に書かれて

あります。是非ご一読されたら。

30分という短い時間で残念でしたが、現場の生の声は説得力があり

重い。

何人ものメンバーが涙していました。

この卓話は浦和東ロータリークラブのホームページの

トップページの「卓話」をクリックすれば誰でも聞けます。

是非、皆さん聞いてください。