思考の部屋

日々、思考の世界を追求して思うところを綴る小部屋

自分の行為は世界に響いている

2010年02月04日 | 哲学

 職業は作家なのだろうか。白取晴彦と名を聞くと、数多くの仏教解説書や聖書、哲学の解説書を書かれています。

 プロフィールを見ると青森県の出身の方で、ベルリン自由大学で哲学・宗教。文学を学んだと書かれています。

 ニーチェの言葉はいろんな読み方がありますが、白取さんは今年1月に『超訳ニーチェの言葉』という本を出されました。

 ニーチェというとなぜか気になってしまう性格、早速購入し読んでいます。 逆説的読み方というのでしょうか、なかなか心に響くのでここで紹介していこうかと思います。

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今朝は232ある中のひとつ、

009『自分の行為は世界に響いている』

 自分のどんな行為も、他の行為や考え、決断などの誘引になっている、もしくは、大きな影響を与えている、その行為がまったく何も影響を及ぼさないことはない。
 
 自分の行為によっていったん起きた事柄は、いつもなんらかの仕方で次に起きる事柄としっかりと結びついているのだ。遠い過去の昔の人々の行為さえ、現代の事柄と強く弱く関連している。
 
 すべての行為や運動は不死性なのだ。そして、どんな人間のどんな小さな行為も不死なのだと言えるのだ。つまり、実はわたしたちは、永遠に生き続けているのだ。

ニーチェの「人間的な、あまりにも人間的な」からの言葉です。

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 ブログを書いていると、他人(ひと)を傷つけることもあることを深く反省することがあります。

 私見ではないのですが、不確定な、学説的でないものについては、今後はその旨をしっかりと書きたいと自戒しました。

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 今日は、諏訪市、岡谷市、松本市と回る予定で、昨夜の降雪が気になるので早めの出勤とすることとしました。