思考の部屋

日々、思考の世界を追求して思うところを綴る小部屋

常念岳そして一日

2005年07月08日 | 風景
 昨日から今日は常念岳に登ろうと計画し、午前3時半過ぎ頃に自宅を出発予定であったが、寝るのが遅く寝坊をした。
 
昼ごろから天気が崩れるとの天気予報であることから、一の沢を午前5時半過ぎ頃出発し昼前には下山した。
 登り時、下山時に登山者に会ったが山頂は独り占めの状態であった。梅雨時であるため登る人が少ないのが普通で、梅雨明け後が本格的な登山シーズンとなる。
 山道は所々崩れており、常念小屋関係者が橋を掛けたり等の山道整備を行っていた。山小屋も使わない私のような日帰り者は、申し訳なくねぎらいの言葉しか掛けられなかった。
 中高年者グループの登山者が多いのは昨今の情勢だが、常念も変わらず昨夜小屋に泊まり下山中の60歳代の男女数人のグループに出会った。
 
 日帰りではあるが登山のいいところは、短時間で鳥の声、渓谷の流水の音、木々や高山植物、コケ類等に出会いながらいい汗をかくことができ、また最高の雄大な景色を見ることができることにある。
 昨年は6月3日の梅雨前に登ったが、今年は仕事内容が替わり時間的な余裕が無かったことと天候の変化が今年は予想できなかったため一ヶ月遅れた。
 沢の残雪や山道の壊れ具合を見ると天候不順は明らかであった。
 
 今日の常念は、雨は無いものの雲のため山頂からの槍ヶ岳等は望め無かった。

 午後は温泉にゆっくりつかり、その後書斎で本を横になりながら読んでいるといつの間にか寝入っていた。
 
 一日は24時間だが歳とともに短く感ずるようになってくる。それだけに一日をフルに活用したくなる。