1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

カラーチェのPiccola Gavotta (mand.solo)がガボットではない話

2021年03月30日 | Weblog
生徒さんにレッスンをするようになって(かれこれだいぶ経ちますが)教則本を一通り学び直しをしました。
独奏曲に関しては当時は深く考えずに弾いていた点を、説明する立場で見直しています。
一度にはできないので随時やっています。

そのひとつが、先月まで弾いていた幻想曲桜。
この曲も勝手な思い込みで弾いている部分が多く、結果的にはかなり違う物になりました(当社比)。
昨日レッスンしていただいたのはカラーチェのピッコロガボットです。
これも生徒さんに説明するために、改めて取り組みました。
ここはこう弾く、というなんとなく身に沁みついた歌い回しのようなものがあるんですが、果たしてそれでいいのか。

そもそもがガボットとは何か、です。
2拍子の舞曲というのが私の答えだったんですが、大きな特徴としてアウフタクトで始まる、という点があったんです。
こちらがわかりやすい解説)
ピッコロガボットはアウフタクトではありませんね。
曲の形式はABACAのロンド形式です。
というわけで、「ガボットっぽい」という雰囲気でタイトルを付けたのではないか、ということでした。
そうだったのか・・・。
とはいえ、そんなにガボットガボット弾いていた(具体的にはどうすれば?)わけでもないんですけどねー。
そんな風に自分の演奏が甘いことを思い知らされます。

全体的に分析していくと、今まで弾いていたフレーズの取り方や強弱、ピッキングとトレモロの弾き分けなど、だいぶ変える必要が出てきました。
自分こう弾いていたから、というだけのことを教えずに済んでよかった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国技館で「私らしき人」目撃談 | トップ | 3月のまとめ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事